ダリオ・アルジェントの右腕、ゴブリン初期のアルバム『AMORE LIBERO』 | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

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CLUB CITTA川崎で開催される"イタリアン・プログレッシヴロック・フェスティバル"Goblinのライヴが迫って来ました。予習のため歴代アルバムをヘビロテ中。


【新生ゴブリンのオフィシャルサイト。デザインを変更したロゴが思いっきりエイリアンしてますね】


つい最近手に入れたCDはゴブリンがボーヤだった頃(ウソ)演奏のみを手がけたポルノ映画『AMORE LIBERO (Free Love)』のサントラ盤。
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昨年夏、スペインのカルテット・レコーズから未発表曲を追加し500枚限定で突然の初CD化。音楽はルチオ・フルチ映画で有名なファビオ・フリッツィ、ヴィンチェ・テンペーラ。『サンゲリア』のスコアを聴いた時、どこかプログレちっくな匂いがすると思ったらゴブリン結成前にゴブリンのメンツと共にバンド組んでた人なんですなー。1974年発表ですからまだ『サスペリア2~赤い深淵』でダリオ・アルジェントから招集がかかるちょっと前。クラウディオ・シモネッティさん達が“チェリーファイヴ”や“イル・レアーレ・インペーロ・ブリタンニコ”名義で活動していた時期に所属レーベルのチネヴォックスからお呼びがかかりアルバイトとして引き受けた作品のようです。

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映画の方は黒いエマニエルこと、ラウラ・ジェムサー主演(アマゾンの腹裂き族、ゾンビ'99、等)なので曲調も思いっきり南国テイスト全開!あんなシーン、こんなシーンのBGMとして使われているのだろうなーとおおよその想像はつきますが、ゴブリンのメンバーが奏でると普通にプログレ感覚で楽しめるのは不思議なものです。

そんなニューゴブリンの生演奏を川崎で見れちゃうんだから人生諦めたら大損ですよ。初日は11/4(金)ですが、自分が行く5日(土)のチケットは完売。


久々にCLUB CITTAのホムペを確認したら物販の告知がhttp://clubcitta.co.jp/001/italianprogfes/


豪華パンフレットやTシャツまで作っちゃったようですし、こりゃ身包み剥がされそうな予感がしますね…。できれば黒地ベースじゃないTシャツを作ってほしかった。2005年の再結成時に発表したオリジナル・アルバム“Back To The Goblin”はタワレコなどで取り扱いが無く未だに聴けず仕舞いなんでイタリアから持ってきてほしいです。


新ゴブリンが今年2月にミラノで開いたライヴ映像がYouTubeにアップされているんですが後半で一瞬セットリストが映っていたのでメモ。

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1.MAGIC THRILLER

(バック・トゥ・ザ・ゴブリン2005)

2.マッド・パペット(サスペリアPART2)

3.ドクター・フランケンシュタイン(ローラー)

4.ローラー(ローラー)

5.そしてロック…(マークの幻想の旅)

6.アクアマン(ローラー)

7.スリープレス

8.DEATH FARM (スリープレス)

9.ゴブリン(ローラー)

10.ゾンビ メインテーマ

11.ゾンビ

13.シャドー

14.フェノミナ

15.サスペリア2+『ゾンビ』より、ザラトゾム

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この順だとトータル90分くらいでしょうか?もし日本公演がこの曲順に近ければサントラしか聴いた事の無いファンはオリジナル・アルバムの『ローラー』と『マークの幻想の旅』をチェックしておかなければ勿体無いですよ(特にGoblinってナンバーは11分もありますんで)


1978年の貴重なライヴ演奏を収録した“BEST OF GOBLIN”が今月十数年ぶりに再販されました。『コンタミネーション』のスチルを使用したジャケがクール!