アジアで慣れよう昆虫食! | nezumiippiki

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アジア再発見Blog

 

10年ほど前からFAO(国連食糧農業機関)は昆虫食を推薦するようになっている。

アジアだけでも人々が昆虫や、所謂ゲテモノを食料としているのをよく見かける。

 

そこで調べた。

 

世界の20億人が昆虫を食べている。

そして、FAOは将来を見据えて昆虫食を推奨し、インターネット上にその案内を載せている。

https://www.fao.org/3/i3264it/i3264it.pdf

 

タイのコーンケーンで昆虫満載の屋台。

これが海の幸なら日本人は平気でたべるはず。

 

タイの南でも東北でもアリの卵は食材としては一般的?

酸味のあるスープは確かに美味。

鍋の下のほうにハッキリと姿を現した白くてヌルっと柔らかな物体。

そこで気が付いた!

それが蟻であることが分かってから、口の中に入れるのが億劫になってしまった。

それまでは、それなりに美味しいと思っていたのに。

 

今後人口は更に増え、これまでの農業・漁業では食料の増産、特に蛋白源が絶対的に不足し、増産による資源の枯渇や環境破壊・汚染の問題を引き起こすと言われている。

実際これらの問題は現在進行形になっていることは周知の事実。

農業による食糧増産は森林を失い生態系を破壊する。

例えば、農地拡大の野焼きによるヘイズの発生(大気汚染)はおろか、オランウータンや野生象が生息地を追われている。

家畜生産は家畜のための食糧増産や放牧地を広げる必要に迫られる。

家畜から出る温室効果ガスも膨大な量になっている。

海に食料を求めると魚たちの絶滅危機が起き、実際にマグロやウナギ等・・の漁獲量が制限される。

 

そこで、昆虫に注目するのだがそのメリットは

1.高蛋白、高ミネラル、低コレステロール

2.昆虫の食料は人間・家畜とは別、低コスト

3.短期間で食料になる、養殖しやすい

等々と言われている。

 

カンボジアのプノンペンの郊外、美味しい蜘蛛の特産地、の市場で大きな蜘蛛が大きなか幾つもの籠にびっしりと入っている。

生きている蜘蛛を買って自宅で料理にするのだろうね

佃煮状になったものも売っている。

これだけの量があるということは養殖しているということ。

 

同じ市場で、これはどう見てもゴキブリでは?と思える唐揚げ。

 

あと僅かで地球上の人口は90億人になり、そのための現状の食糧増産方法では地球環境を破壊することになる。

よって、昆虫食ということだが、昆虫食を習慣としない人にとってはネガティブな先入観が邪魔をする。

筆者もその中の一人だが、旅行先で見る人たちの昆虫を美味しいと食べる姿を見て、実際食べさせられる経験をすると、実は日本人も結構ゲテモノ食いをしていると気が付く。

 

今でこそ生の魚介類を食べる習慣は世界に広がっているが、それでも気持ち悪がって食べない人はまだまだ多い。

生卵や生の海藻を食べる、納豆を食べる、タコを食べる、などは世界ではゲテモノ食に入る。

我々日本人は、美味しいのに、と思うが、他所の人達は気持ち悪がる。

昆虫食も同じで、普段昆虫を食べている人たちは美味しいと思って食べている。

気が付くと、日本人も昆虫であるイナゴを食べているな!

同じゲテモノ食いをしている日本人なら、我々意外と早く昆虫食に慣れるかも。

 

インドはアッサムの首都、グアハティの郊外の市場。

炒った蚕。綺麗な色になる。

多分美味しいのだろうね。

 

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否が応でもこれから昆虫食をする機会が増えるということだろうか。

今から旅先で慣れるとするか。