その前に、日本の収入平均が月額約38万円だそうで。
で、おフランスはと言いますと、約2200ユーロなんだとか。
1ユーロが135円なので日本円にすると…って、ちょっと待ってください。
ここでは、円計算は必要ありません。
なぜなら、フランスの1ユーロは日本で言うところの100円の価値だからです。
このブログでは価値金額で話を進めます。
ということで、1ユーロを100円の価値で考えると、フランスの平均収入は日本円にして22万円の価値です。
さて、この22万円、これは額面上の給料なのですが、そこから失業保障や産休、健康保険などの社会保険料を引きます。
それが給料の約25% !
なので、それらを引くと月165000円の価値のユーロが手取りとなります。
年収だと198万円価値の手取りとなります。
しかし、驚くのはまだ早い。
この給料からさらに別途で所得税と住民税を支払わなければなりません。
所得税は収入によって率がことなりますが、大体、一ヶ月分の手取りの金額を支払わなければなりません。
さらに住民税。
こちらは、部屋の広さと地域、そして給料によって金額が異なりますが、一ヶ月分の家賃くらいを目安にすると、あまり驚くことはないと思います。
ちなみに、パリ市内で一人暮らし用ワンルームを借りるとすると、大体900ユーロ。
価値的に9万円となります。
ではこれらを給料にから引くと…手取りが約15万円の価値のユーロに!
中には、税金を払えなくなって、借金する人もいるそうな。
ワシも去年、仕事を辞めたダーの分まで各税金を支払ったら、生活苦で瀕死になりかけました(-。-;
そうなんです、フランスは物価がほぼ日本と同じでありながら、給料が安いのです!
だから、共働きが多いんですよね。
男女、大体給料一緒だし。
男が養うって感覚、ブルジョワとか田舎とかいがいではあまり聞かないです。
てか、養えないし(O_O)
しかもね、ほとんど昇給もしないし、こんなんだったら、せめてバカンスという特典がなかったら働いてらんない!
そう、これが俗に言う「フランス人はバカンスのために働いている」になる理由の一つです。
いかがです?
22万の給料が手取りだと15万になるって。
まぁ、その分、社会手当が日本よりも厚いのですが、いかんせんワシの様な健康独身からすると恩恵はほとんどないですからね!
以上、二回にわたっておフランスの会社事情を紹介しましたが、どこの国にも良いところと悪いところがあるんですよね。
余談ですが、おフランスの法律で決められている最低賃金は1457ユーロで、この給料でもらっている人も結構います。
そんなこんなで、明日もワシは頑張って働きまーす!