ドイツ人、癌告知を受ける。 | カタル・ノ・ダ

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40歳でアーティストになったねずみっ子が、ぼそぼそカタル・ブログ。
愛娘犬のシェルティのニナちゃんと、12歳下のフランス人天使と一緒にパリの端で暮らしています。

みなさまお久しぶりです。

このブログの題名を目にされて驚かれたのではないかと思います。


本日、長きに渡る全ての検査の結果が出ました。


大腸及び、そこから移転した膵臓癌


とても危険な状態で、このまま放置すると余命数ヶ月。


来週から手術の前に癌細胞活動を停止すべく、抗がん剤治療から始めることになります。


以前からお腹が弱かったダー。

ここ数ヶ月は、お腹が下ったままの状態でした。


そして、このブログにも書いたとおり、数週間前に突然寝込むほど体調が悪くなりました。

近所の開業医に見てもらった際

「ストレスが原因」

と言われ、お腹のガスを取り除く為のクスリをもらいました。

そのクスリはよく効き、お腹の調子も良くなりました。

それでもあの寝込み方は普通じゃないと思い、セカンドオピニオンを聞きに内蔵に詳しい専門家のところへ行きました。

その時も

「ストレスが原因」

と言われたのですが、納得いかなかったため、精密検査を受けることに。


カメラで大腸の中を検査した時に、とても大きなポリープが見つかりました。

その後、レントゲンとポリープの検査、そして血液検査。


結果が言い渡される度に、ワシとダーに衝撃がおそいました。


そして、本日、全ての事がはっきり分かりました。


一番最初に大腸のポリープが見つかった瞬間、二人で大泣きしたので、今日の癌告知は意外と冷静に聞けました。


不思議な事に、ポリープが見つかってから、急に先の事が何も考えられなくなりました。

明日の事、明後日の事、来週の事は考えられるのですが、1ヶ月後、2ヶ月後、夏休みの事も考えられません。

思考ストップとはまさにこの事。


ただ、癌の治療はお金がかかるプラス、ダーが仕事を出来なくなる可能性があるので、もっと仕事を増やさねばという事が目の前にドーンと!

あ、絵の仕事あったらくださいね☆


ダーの事は友達や知り合いにもほとんど言っていませんでした。

だって「癌」なんて言われても、なんて言っていいか分からないじゃないですか、普通。

「大丈夫だよ」とか「治るよ」とか、そんなレベルの話しでもないんだもん(^^;)

なので、このブログで知らせる形となりました。

みずくさくてゴメン。


当たり前と言ったら当たり前ですが、病名を聞いてもその場ですぐにどうにかなると言うわけではないので、やっぱり家で普通に生活しているわけです。

今、ダーはテレビ見てますが、普通と変わらない。

今のところ体調はもの凄くいいみたいで、本人も「本当に癌かなぁ」って言っています。


というわけで、これまでと変わらずに日常生活を綴っていきますのでよろしくお願いします!