古本をやたら買っては殆ど読んでいない。
このように、
読んでない本が積み上げられている状態を“積読(ツンドク)”と言うらしい。
尚、この“ツンドク”という言葉、
他の国の言葉ではそのニュアンスをうまく表現できないのだそうだ。
そう、
「翻訳できない世界のことば」という本に書いてあった。
ついでにこの本も我が家でツンドク状態であった。
…あれ、この話、前もしたっけな。まあいいや
ちなみに、他の国では上手く言い表せない言葉、
他の日本語は「木漏れ日」と「ボケっと」が載っていた。
「ボケっと」ってなんぞ、と思ったら
ぼんやりする、という意味のソレらしい。
つまり
“木漏れ日の中、公園のベンチに座ってぼけっとしていた”
ということがよその国では簡単に言えないらしい。
へえーーーーーーー。
ちなみに
積読されてる本の背表紙を見ると、
その人の願望や“なりたい自分”が見えてくるらしい。
ああ、それはなんか分かる。
例えば私はこうだ、
頭が良くなりたい、Adobeのソフトを上手く扱いたい、
痩せたい、健康になりたい、面白い事ないかな、現実逃避…etc.
以前ドラマで片付けの本やダイエットの本について
「この通りにやれば自分にもできるって思える何かを
実感するために読む、言わば癒しの本」
と表現してる台詞があって、
いやあ、ホントそれだよね~って思った。
PCのソフトの本は最近役に立ったけど、
それ以外は活用せぬまま、“いつか”という癒しを私に与え続けている。
頭が良くなるのはもう、諦めたけど
ところでその中に
なんとなく買ったものの
読まずに一年くらい経過してしまった漫画が二冊ある。
漫画は大体すぐ読むのに、タイミングを逃してしまった。
買った本って一度機を逃すと“今度でいいや”になりがち。
んで、最近やっとこ読んだらけっこう面白かった。
え、なんで早く読まなかったの?
ちなみにこの二冊。
いやはや熱海くん
熱海くんという顔の良い高校生が主人公。
この子の恋愛対象は男の子なんだけど、
惚れっぽくてしょっちゅう誰かに恋しては静かに失恋している。
一見、色々ドラマがありそうな設定だけど、
実際は登場人物が非常にフラットな性格で、
(良い意味で)あんまり山も谷もない、
彼の学校生活がゆるーく綴られている。
そのせいかこっちも大きく心が動いたりとかはないんだけど、
そんな彼の日常の中でちょこちょこ“あ、好きだな”っていう空気感がある。
例えばその中のひとつが、
フラれた先輩の家で熱海くんがしょっちゅう夕飯をご馳走になってる場面。
ここが私はなんか好き。
すぐ学校の先輩を好きになって、すぐフラれたにも関わらず、
めっちゃ先輩の家に馴染んでいる熱海くん。
先輩の家族からは
“たくさん食べ”とか“熱海くんおるから4個入りのもずく買ってしまう”とか
そういうやりとりはあるんだけど、各々自由にやりたいように振舞ってて、
“おもてなしされてる”感じじゃないところがいい。
つまり、そこに居ることにお客さん感が無い。
他人の家なんだけど居心地良いんだろうなーってのが伝わってくる。
その空気がなんか好き。
ちなみに自分の中で熱海くんは、
年齢違うし関西弁じゃないけどちょっと北斗くんみを感じる時がある。
いやはや北斗くん、お誕生日おめでとうございます(唐突だな)
金曜日はアトリエで
これ、めっちゃ面白い‼
と言ってもまだ1巻しか読んでないけど、、、
(試しで1巻しか買ってなかったのだ)
イケメンの画家と会社員の女性がひょんなことから出会って、
画家とモデルの関係になるところからのラブストーリー。
画家=魚×裸婦をモチーフにしていて、
絵を描くために使った魚を後で料理し、
いつも二人で食べているのが微笑ましい&美味しそう。
ちなみにモデルって全裸のやつなんだけど
物語は今んとこすごくプラトニック。
でも二人とも変人なので
コッテコテにスイートな恋愛漫画‼と言われればそうじゃない。
我が道を行くタイプ(画家)とぼんやり天然タイプ(モデル)とのおかしなやりとりは、
時々佐々木倫子さんの漫画のシュールな笑いを彷彿させ、
実際、恋愛漫画なのにちょっとクスっと笑ってしまう場面も。
あ、あと私的にはこの二人、
実写を清野とおるさんと壇蜜さん夫妻に変換して読んでいます。
モデルの女性のおっとりした雰囲気は壇蜜さんがマストだと思う‼
そんなゆるーい世界観の中でちらと覗かせる
ゆっくり、でも確実に二人が惹かれ合ってるさまは
読んでる方をしかとキュンとさせてくれます。
続き注文したけどまだ来ない…早く読みたい、、、
なんかまたダラダラ長くなってしまった。
そんな訳で漫画の感想でした。
この漫画にはどんな私の願望が含まれていたんだ…?
誰かと旨いモン食べたい、とか?
分からんけど以上でございます。