思い出に浸りつつ、

お誕生日と乙女ゲームの話。

 

 

突然だけど、

職業訓練のクラスメイトは何故だか美人が多かった。

 

色んなタイプのべっぴんさんがいらしゃったが、

その中に色白ミディアム黒髪で目元が印象的な、

キリっとしたタイプのクール系の美人がいた。

仮名をKさんとします。

 

一見、パンツスーツを着こなし、

バリッと仕事をこなしてそうな彼女。

(実際スーツ姿も拝見する機会があったが、とてもとても似合っていた)

 

スピーチの時はハキハキ発表されてたが、

普段は積極的に人と交わるタイプに見えなかったため、

きっと無駄なことが嫌いで、

愚鈍of愚鈍な自分とは縁遠い人なのだろう…と、勝手に思っていた。

 

 

ところが席替えで席が近くになり、

なんでそうなったか忘れたけど、流れで自分の好きな乙女ゲーム

イケプリ(イケメン王子~美女と野獣の最後の恋~)の話になった。

 

すると意外にも彼女は二次元にどっぷり浸かっている人で、

イケプリにも興味を示してくれた。

 

で、普通はここでせいぜい

「へ~、このキャラカッコイイですね~」

くらいで終わるモンだと思っていたが、

なんと彼女は実際にイケプリをプレイしてくれ

(ちなみに課金しないとなかなか進まんゲームなので、

無課金でウンザリするような時間を割きつつコツコツ進めてくれた彼女の健気さにあたしゃ頭が上がらんのである)

 

そればかりかニッコニコしながら逐一感想を報告してくれ、

そして絵が得意な彼女は私の最推し・リヒト=クラインの絵を描きたいとまで言ってくれたのだった。

 

(私の推し・リヒト=クライン↓ ©サイバード)

 

 

 

えっ……Kさん、、、天使かよ……好き………。

 

 

クールだと思っていた彼女の二次元における情熱と、

他人の趣味嗜好に対する包容力、そしてキリリとしたイメージからの柔らかな笑顔に

私はすっかり絆されていた。

 

 

そして極めつけは、

リヒトの二次創作の参考になればと、

私の秘蔵のリヒトコレクション・ファイルを貸し出した際、

厳重に、厳重に包みに包んでファイルを返してくれたのだった。

 

 

そゆこと全然気にせず無防備に貸し出した私は

「いやそんな、そのまま返してもらって良かったのに…」と言ったのだが

 

「だってこれはっ!コツコツリヒトさんを集めた!

ねずみさんの大切なものだからっ…!!!!」と、Kさん。

 

 

 

 

なんつー心の綺麗なお嬢さんなんだ…笑い泣きキラキラ

 

 

 

実際、そんなレアなものでも高価なものでもなかったので、

ホントそこまでしなくて全然大丈夫だったんだが、

他人の好きなものを肯定してくれて、

尚且つ大切に扱ってくれて、

気持ちが嬉しかったし、そういうのって見習いたいなと思った。

 

自分の中に大事なものがしかとあるから、

他人の大事なものも大事だと想像できるのかも知れないな。

 

ほんまええ人やぁぁぁ~笑い泣き

と、ますます彼女にトゥンクふんわり風船ハートとなると同時に、

 

自分の大事なものを雑に扱われたら、

誰だって悲しいよね…と、

過去の自分を振り返って、少し胸がチクリともした。

 

 

そんな訳でKさん、今頃どうしてるかなー、なんて思う今日この頃。

連絡先交換したんだから「最近どう?」って言えばいいのに

用もないのに気軽に連絡できない人見知り真顔

 

 

 

 

長くなったけど、今日、6月17日。

そんなKさんもプレイしてくれた"イケプリ"の中で

リヒトと同じくらい大大大好きなキャラ

クラヴィスさんのお誕生日なんです。

 

 

 

ちなみに自分の家族も今日が誕生日で、

一昨日はSixTONESの田中氏明日は北斗くんの誕生日なので

6月はみんな生まれてきてくれてありがとう!って感謝感謝の月ですなお祝いケーキ

 

 

 

ところでクラヴィスさんって誰やねん、って話なので

ここぞとばかりに熱く語りつくしたいのだけれど、

いかんせんクラヴィス編はネタバレすると全然面白く無いと思うので、

言いたいけど言いたくない(なんやそれ)

 

少し話すと、Kさんじゃないけどクラヴィスさんはとにかく、

ギャップ、ギャップ、ギャップの人。

 

 

最初、まだ乙女ゲームをちょっと斜めに見ていた私は

第一印象

“あーはいはい、よくあるミステリアスなお色気キャラね”

って思ってた。

 

ところが話を進めると、変人っぽい言動が目立ち、

“あー、よくあるトリッキー(風)なキャラか…んー苦手かも…”

となった。

 

んで更に進めていくと、、、

そんな私の斜に構えた考えがまるで全て見透かされたかのようなシナリオで。

 

物語の中のクラヴィスさんは、

飄々とした態度に反し、度がつくほどお人よしで、

天才と呼ばれる兄へのコンプレックスの塊で、

トリッキーどころかクッソ真面目で打倒・兄の努力家で、

(その天才の兄・シュヴァリエ様も天才ではないが秀才と認めているところがまたアツい)

そしてそんな真面目な努力家の自分がカッコ悪いからと必死で隠そうとしたり、

かと思えばやっぱりかまって欲しそうにしたり、

何とも人間味溢れるめんどくささと愛らしさを兼ね備えた人物だった。

 

 

いや…読んでないから知らねーよ、って話ですよね分かります。

でも私は読み終えた後、“胡散くせえ”と思った最初の印象から一転、

すっかりクラヴィスさん、大好き!!!!と、なってしまったのです。

 

そしてそういう人間らしさを持った彼は

民にめっちゃ優しくて、どんな人にも手を差し伸べて救おうとするんです…

王子という立場的に政治的にはなかなか難儀な性格だけれど、

そこは国を良くするためには非道になれるシュヴァリエ様のバランサー的な役割を互いが担っていて、シュヴァクラ兄弟、ほんと好きですねん…

 

 

(1000年に一度の天才と呼ばれるクラヴィスさんの兄・シュヴァリエ様↓)

 

 

まあ、何が言いたいかって言うと

最初の感覚とかって経験値上がるほど当たる確率も上がるけど、

実際ちゃんと接してみないと分からんもんだよね~、って思うことが最近多いのでした。