ブラジリアン柔術 アジアオープン選手権2015 嶋田裕太の試合 詳細レポート | NEXUSENSE(ネクサセンス)ブログ

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9月12日(土)、13日(日)の2日間に渡って開催された、IBJJF主催アジアオープン柔術選手権2015に嶋田裕太が出場、3試合を勝ち抜き優勝しました。前回のコパ・ウェストに続き、今回も森が詳細レポートを紹介します!


1回戦の相手はPurebred Jiu Jitsu Guam所属のマイケル・グレゴリー・サンチェス選手。事前情報がほとんどなく、当日会場で目にするまでどんな選手なのか全くわからなかったのですが、試合開始早々嶋田はマイケル選手の飛び三角にはまりいきなりのピンチに。2分近く前三角の体勢でディフェンスしていましたが、足をすくわれ三角絞めの形のままスイープされてしまいます。しかしこのピンチを脱出すると、パスガードを重ねポイントで大量リードすると最後はNYでの修行の成果か、マウントからのギロチンで一本勝ち。それでも初戦の入り方の難しさを感じた一戦でした。

2回戦はトライフォース柔術アカデミーの伊藤英元選手と対戦。実は伊藤選手とは青帯時代にプロ柔術での対戦経験がある他、普段の練習相手でもあるためお互いやりづらい相手となりましたが、この試合でもパスガードから次々とポジションを奪い、一本は奪えなかったものの16-2と快勝、決勝戦へと駒を進めました。

決勝戦は当初の予想通り、Art of Jiu Jitsu(以下AOJ)の石井拓選手が勝ち上がってきました。石井選手はつい先日までロサンゼルスにあるメンデス兄弟の道場AOJで修行しており、紫帯時代にはルースター級でパン選手権優勝、ムンジアル準優勝、そして今年のムンジアル後に茶帯に昇格すると早速アメリカンナショナルに出場し、ライトフェザー級で優勝するなど嶋田同様海外でも実績を残している強豪選手です。

試合は嶋田が引き込むという珍しい展開、得意のXガードで攻めると後転するようにスイープして先制、ここからパスガードを2回成功させますが石井選手のディフェンスも堅く極めることはできず、試合終盤には草刈りでスイープされるもその後の攻撃はシャットアウトし、ポイント8-2で紫帯時代に続きアジアオープンを制しました(写真は明淑さん撮影)。


結果としては完勝も1回戦の三角は冷や汗ものでした(笑)、正直「嶋田終わった・・・」とセコンドをしながら思いましたが、世界3位の意地を見せてもらった気がしました(本人曰くギリギリセーフ・笑)。嶋田は次戦も決まっているようなので応援よろしくお願いします。

また、今回アジアオープンにNEXUSENSEから嶋田一人のみの出場というのは正直寂しい! もし試合に出場してみたいけど方法が分からないとか、出たいけど迷っているという人がいたら、気軽に声をかけてくださいボクも来年には試合出場を考えていますので、みなさん一緒に試合に出てみましょう!(森)