アルファロメオ スパイダー(939) オープン機構修理 エピローグ | nexus2008のブログ

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徒然な日常と大好きな車達の事を書いていきます

現在では修理困難といわれる 939スパイダーのオープン機構

 

国内で部品が手に入らなかったり、入りにくかったり

経験している方が少ないのでそのノウハウが無かったり

工場でも故障個所、問題個所の特定まで時間が掛かるので

敬遠されたりと 乗っているオーナーからすると

維持管理が困難な状況になりつつあります

 

個人的には 協力してくれる会社さんもあって

半分楽しみながら直してこれました

 

担当から 今回のスパイダーの修理の総括を頂くと

構造はそんなに難しくないし へんなセンサーとかで

管理している訳じゃないから 基本的なことを

ひとつづつ検証して 部品交換で直るという事でした

 

追加の点検項目として 油圧ユニットの中に入っているオイル

これが劣化してたりすると 各部固着していたりするので

オイルの交換はタイミングでやっておくのが必須だとも言っておりました

 

後日、リビルト会社に 自分が送った部品 どこが悪かったか?

と質問したら 内部のバルブが摩耗して機能不全になっていたと

回答がありました これはオイルの劣化を含む経年劣化及び

稼働時の負荷が原因で内部のバルブが摩耗したと思われます

因みにリビルト作業の部位はというと

・モーターのリビルト→ブラシの交換だと予測されます

・本体内部の洗浄、バルブの調整→劣化摩耗したバルブ交換

・油路の洗浄

こんな感じだと思われます

 

私からの総括としましては

1にも2にも 修理を請け負っていただける工場の確保に限ると思います

今回の修理に関しては特殊技能ってものはあまり必要ありませんでしたので

基礎・基本に忠実な作業と故障個所の特定が出来ましたら

後は部品交換にて直ると思います

 

今回のブログにて 肝心の修理会社さんやリビルト会社さんの記載をしておりません

理由としては 先ほど基礎・基本に忠実な作業と書きましたが

その作業を行っている工場さんであれば問題なくできると思いますが

目先やっつけで安くやろうという方ですと・・・トラブルが起こる可能性があるからです

 

今回の修理までに

ダンパー4本  6万円チョイ

社外モーター  2万円

ソレノイドバルブ 3万円

油圧ユニット修理 11万円程※為替の状況により変化

工賃  大体10万円程

合計 32万ほど ※結局使わなかったモーターとソレノイドも入れてます

 

油圧ユニット取り外し後 工場から車両を移動して 部品が来たらまた入庫など

細かい手間も多かったですし 原因特定まで長期入院で工場長から嫌味を言われたり

しておりました

 

しかし、必ず直るという結果・結論まで到達したので 

今回ブログに全行程を書き出して残しておくことにしました

これからスパイダーの修理等で困難に立ち向かうオーナー様へ

少しでも道標となりましたら幸いです

 

修理・部品手配のお助けも出来る範囲でさせて頂けたらと思っております

 

完結

 

 

その6はこちら