自分にはイザとなったら相談できる人物が

数人いた。


その1人がA子。


誕生日が自分と近いので数年に一度FBで

「誕生日おめーー」

なんてメッセージを送るのだが、


今年は珍しく携帯の通知で

「今日はA子さんの誕生日です!」

なんて来たもんだから


「誕生日おめー!生きてるかーー?」


なんて送った。


そうしたら


「生きてるよーーまた遊ぼーーー」


と返信。


数日後、自分の誕生日に


「ハピバーー!いつ遊ぶ??」


なんて来たもんだから


「近いうちに連絡するぜ!」


と返しておいた。


自分がまだ新入社員の頃、

A子は当時JKでそれはそれは扱い難いバイトでかなりトンがってた。


でも数年後、ふとしたタイミングで

全然バイトがいない店に異動になって


「助けてくりーー」


って声掛けたら


「ええよー」


って助けてもらったりして


アンチも多いのだが、自分的には信頼していた。


自分より4歳下だけど、

当時はバイトと社員の関係だけど


「〇〇くーん!!」


みたいな感じでなんか憎めない感じだった。


「おまえさー、一応俺、社員なんだけど!」


みたいな事言っても知らんぷり。


「つったく!しょうがねぇな!」


って感じで約30年の付き合い。


後日LINEで


「久しぶりに会うか!」


ってなって、平日に会う事になった。




「久しぶりーーーー!どうよ!どうなのよ!」



開口一番よく分からない事を言ってきやがる。


H美は誰が見てもおしとやかな美形なのだが、

A子はチャキチャキしたスポーティーな

美魔女系だ。

とても40半ばには見えない。


その歳まで独身っていうのもあるのだろうが。


「なんだよーー!お前も相変わらずだなw」


とりあえず近くの居酒屋に入った。


1時間くらいは最近の事とか、

くだらない会話をしていたが


「あのさー話し変わるけど

アイツ、またやってたわーー」


「ええーーー、〇〇ちゃん、またやったの??」


前回A子と会ったのが4年位前。


その時に2回目の不倫まで事細かく話していた。


「ああ、今回は流石に無理だわw」


「だよねーー!もう離婚じゃない??」


「因みにこっからがメインな話しだぜ!」


「えーーー!うそーーー!めっちゃ気になるーーーー!」


「じゃとりあえずタバコ吸ってくるわw」


「えーーー!ずるーいーーー!」


H美と正反対で、40過ぎても独身でプラプラしてるオールドミスなA子。


予想以上のリアクションでこっちもテンションが上がってくる。


「今度は許さんからね。色々手を尽くして証拠をゲットしてやったわ!!」


「すごーーい!やるじゃん!!見直したわw」


「因みにLINEのやりとり見るか??」


「見たい!みたーーーい!見せてーーー!」


LINEのやり取り、探偵の写真、全て見せた。


「スゴイ!!今回は本気なんだ!!」


「ったりめーよ!今回はマジでフルボッコだよ」


「そうだね!これはチョット引くわ!」


それから約2時間くらい色々今後の事など

含めて語りあった。


前回会った時に自分が2度目の再構築をするって

事にA子は


強く自分を否定した。


「なんで!??もう追い出しちゃいなよ!

再構築とか意味わかんない!」


「って言ってもさー、子供もまだ小さいし、

俺1人じゃ面倒見れねーよ、、、」


「そうかもしんないけどさ!

そんな感じじゃ舐められるよ!!」


A子の言っていた事は間違っていなかった。


実際舐められているのか知らないが、

3度目の不倫が長期に渡って行われたのは紛れもない事実だ。


「前に会った時、A子がスッパリ別れなよ!

って言ってたじゃん。

その通りにすればよかったのかもね。」


「そうだよーーー!だから言ったじゃない!」


「ははっw間違いないww」


「でもさー今回もなんだかんだで許しちゃうんじゃないのーーー???」


「おいおい、今回はマジで許さんよ。

そのために色々準備してんだから!!」


「そっかーー、まぁ健闘を祈る!!!!」


約4時間くらい同じ居酒屋で飲んでた。


帰る時は自分も結構フラフラで、

帰りの電車で危うく乗り過ごす所だった。


「LINEの会話、全然私データ解析するよww」


なんて言ってたけど、


自分に味方がいるって事がすごく嬉しく思った。


H美の場合は癒しがメインなんだけど、

A子の場合は、なんか元気をもらえる。


別れ際に


「気になるから、ぜったい進捗報告してね!」


「ああ、わかったよ!!!」


なんかプレッシャーもらってしまった。。。





よーーし、

やったろうじゃねーの!!




改めて自分に気合いを入れた。