
こんにちは。
コンさんです。
今日は祝日。
普段の記事では、その日のトレードを振り返り、「AI分析」を3行でお見せしています。
では、その3行はどのようにして生まれているのか。
私は自分のトレードを、どのようにAIで分析しているのか、そして、AIに分析させた自分のトレードを、この先の自分のトレードにどう生かしていくのか。
今日は、いつもの「揺れ動いた感情」とは少し違った視点から、普段の記事ではお見せしていないその舞台裏を皆さんにお伝えする特別編です。
今回は、「AIとの対話記事」ではなく、「私のAI分析手法とその分析結果の公開記事」です。
題材にするのは、昨日8月10日のフジクラでの実際のトレードです。
AIに「分析して」と頼むだけではありません。
私はトレードが終わったあと、「今日のトレードを分析して」とAIに一言だけ伝えているわけではありません。
実際のチャート、実現損益、約定履歴。
それらのデータをAIに渡し、自分が行ったトレードと実際の相場を照らし合わせながら分析してもらっています。
しかも、私の場合、その分析は一度では終わりません。
トレード終了直後、そして、大引け後。
二段階に分けて、自分のトレードを振り返っています。
第一の分析|トレードを終えた直後
トレード終了直後にAIへ渡すのは、フジクラ・日経平均・日経平均先物の5分足チャート、実現損益データ、約定履歴データです。
この時点で使う3枚のチャートは、一日分ではありません。
私がトレードを終了した時点までのチャートです。
第二の分析|大引けを迎えたあと
大引け後、今度はフジクラ・日経平均・日経平均先物の一日分の5分足チャートを追加します。
第一の分析では、トレード終了時点まで、第二の分析では、大引けまで。
ここで初めて、「私がトレードを終えたあと、相場はどう動いたのか」まで含めて、一日全体を振り返ります。
なぜ、途中までのチャートを渡すのか
私がトレードしていたその瞬間、その先の値動きは、まだ分からなかったからです。
その後の値動きを知ってから、「もっと持っていればよかった」「あそこで買っていればよかった」「トレードをやめなければよかった」と考えるのは簡単です。
でも、それでは結果を知ったあとから、過去の自分を評価することになります。
私がまずAIに確認したいのは、 その時点までに実際に見えていた情報だけで、自分の判断は妥当だったのか、です。
AIからの質問に、私が答える
データだけでは分からない部分については、AIから質問されることがあります。
たとえば今回、+21,800円のトレードについて、「なぜ3分18秒保有を続けたのか」と聞かれました。
私は、「板の上昇スピードが落ちない、ほとんど押しが入らない、先物も上方向だったから」と答えています。
その回答も分析材料に加えて、判断の過程を検証していきます。
昨日の実現損益

昨日の最終実現損益は、+27,500円。
数字だけを見れば、しっかり利益を残せた一日です。
分析では、「+27,500円だから良いトレードだった」では終わりません。
その+27,500円が、どうやって作られたのかを、一つずつ分解していきます。
普段はお見せしていないAI分析
ここから、普段の記事では3行に凝縮しているAI分析の中身を詳しくお見せします。
【AIに渡している約定履歴と実現損益】


実現損益には、それぞれのトレードが、いくらの利益・損失になったのか、その結果が残っています。
約定履歴には、何時何分何秒に、どの価格で、買ったのか、売ったのか、その記録が残っています。
この二つのデータをチャートと照らし合わせながら、「どこで入ったか」「どこで出たか」「何秒保有したか」「その前後で相場はどう動いていたか」を一つずつ確認していきます。
昨日のフジクラの実際のデータをもとに、AIから得た分析結果をそのままお見せします。
【AI分析①|最初の損切りの評価】
最初に確認するのは、9時01分35秒のエントリーです。
5,242円で200株を買い、9時01分53秒に5,228円で決済、実現損益は-2,800円、保有時間18秒でした。
この-2,800円だけを見て「悪いトレードだった」とは評価しません。
確認するのは、損切り後にどのような行動を取ったのかです。
次のエントリーは9時03分27秒、損切りから約1分半後に、再び買いで入っています。
約定履歴から確認できるのは、最初の損切り後も、次の条件が現れたところで再びエントリーしていることです。
さらに当時のチャートや判断理由と照合し、直前の損失に引きずられていなかったか、逆に取り返そうとしてエントリーを急いでいなかったかを分析します。
👉「損切りしたこと」だけでなく、「そのあと何をしたのか」まで含めて一連の行動として評価します。
【AI分析②|最大利益+21,800円】
9時03分27秒、5,388円で200株を買い、9時06分45秒に5,497円で決済、保有時間3分18秒で、実現損益は+21,800円でした。
普段の1秒スキャと比べれば長い保有ですが、分析では、「3分18秒持てたこと」ではなく「なぜ持ち続けたのか」を確認します。
当時は、板の上昇スピードが落ちない、ほとんど押しが入らない、先物も上方向、という状況から、強さが継続していると判断していました。
そして9時06分45秒、板の上昇スピードに変化が現れ、先物1分足にも陰線が出たため決済しています。
これは、エントリー → 強さが継続 → 保有 → 板・先物に変化 → 決済という判断プロセスとして整理できます。
👉この3分18秒は「利益を増やすために我慢した時間」ではなく、「保有する根拠が残っていた時間」と評価します。
【AI分析③|+21,800円をどう評価するか】
昨日の最終実現損益は+27,500円で、そのうち、この一回の+21,800円が約79%を占めています。
一度の大きな利益が一日の収益の土台を作り、その後の売買で利益を積み増した構造です。
これは、普段は短時間の需給の歪みを取る、違えば損切りする、明確なトレンドに乗ったときだけ利益を伸ばす、という現在のトレード方針と整合しています。
ただし、+21,800円という金額そのものを評価するのではありません。
👉今後検証するのは、「+21,800円を再現できるか」ではなく、「+21,800円に至った判断プロセスに再現性があるのか」です。
【AI分析④|大きく取ったあと】
次に確認するのは、+21,800円という大きな利益のあと、トレードの仕方に変化が生じていないかです。
9時17分43秒、再び買いでエントリー、このトレードは3秒で決済し、+820円。
その13秒後に再び買いで入り、今度は9秒で決済、+2,080円。
直前のトレードでは3分18秒保有して+21,800円を取っています。
しかし、その後の2回は、3秒・9秒と、通常の1秒スキャの時間軸へ戻っています。
約定履歴からは、+21,800円という成功体験を、そのまま次のトレードへ持ち込んだ形跡は確認できません。
強さが続く場面では保有し、短く取る場面では数秒で決済する、そのときの相場状況に応じて、出口を変えていると整理できます。
👉評価するのは、「長く持てるようになったこと」ではなく、「大きな成功体験のあとでも、通常の1秒スキャへ戻れていること」です。
【AI分析⑤|朝は買い、10時台は売り】
次に、時間の経過によって売買方向がどう変化したかを確認します。
朝はフジクラの強さを見て買い方向で利益を取っています。
しかし10時29分57秒には、5,505.3円で売りからエントリー、5,493円で買い戻し、+2,460円、続くトレードも売りで入り、+1,080円。
約定履歴を時系列で見ると、朝は買い、10時29分以降は売り、と、売買方向が変化しています。
朝に形成した「上方向」という判断をそのまま固定せず、その時点の需給に応じて売買方向を切り替えられていると判断します。
1秒スキャで見るのは、「今日は上がるか、下がるか」ではなく、その瞬間に買いと売りのどちらへ需給が傾いているかです。
そのため、一日全体が上昇基調でも、短い時間軸で下方向の需給が出れば売りから入る場面はあります。
👉「朝は買い、10時台は売り」という順番を再現するのではなく、その時点の需給に合わせて方向を切り替えられた判断プロセスを評価します。
【AI分析⑥|-6,000円のあとに何をしたのか】
10時32分、5,462円で売りからエントリーしていますが、10時33分15秒、5,492円で損切りし、実現損益は-6,000円でした。
その14秒後、今度は買いへ転換し、+1,600円で決済しています。
ただし、損切りから次のエントリーまではわずか14秒です。
👉結果は+1,600円でしたが、利益になったから良いとは評価しません。
新たな根拠よりも「取り返したい」という心理が先に動いた可能性があります。
根拠より感情が先なら、このトレードは失敗です。
【AI分析⑦|最後まで崩れなかったか】
大きな利益と大きな損切りのあとも、売買判断が崩れなかったかを確認します。
+21,800円のあとも通常の1秒スキャへ戻り、買いから売りへ転換しています。
-6,000円の損切り後には再び買いへ切り替え、最終実現損益は+27,500円でした。
ただし、-6,000円直後の再エントリーには「取り返したい」という心理が先に動いた可能性が残ります。
👉最終損益が+27,500円でも、途中で感情が判断を追い越したのであれば、「最後まで崩れなかった」とは評価できません。
【AI分析⑧|大引け後のチャートから朝の判断を再検証】
大引け後に追加された、フジクラ・日経平均・日経平均先物の一日分の5分足チャートから、朝の判断を再検証します。
第一の分析では、トレード終了時点までに確認できた情報だけで判断を評価しました。
今回は、その後の値動きまで含めて一日全体を確認します。
👉 ここで検証するのは、「その後どう動いたから正しかった」という結果論ではなく、朝の判断が一日全体の相場環境と照らしてどう位置づけられるかです。
<フジクラ>

寄り付き後から大きく上昇し、+21,800円のトレードは、この上昇局面の中に位置しています。
<日経平均>

日経平均も寄り付き後から上方向へ動いています。
<日経平均先物>

先物も朝から上方向へ動いています。
フジクラ・日経平均・日経平均先物の3つを同じ時間軸で照合すると、+21,800円のトレードを行った朝の時間帯は、個別・地合い・先物のすべてが上方向で一致しています。
つまり、この買いはフジクラ単独の値動きだけを見て入ったものではなく、3つの方向が重なった局面でのエントリーだったと判断できます。
👉+21,800円という結果ではなく、「個別・地合い・先物の方向が一致した局面で買い方向を選択した」という判断プロセスを評価します。
【AI分析⑨|10時台の売りから買いへの転換も再検証】
第一の分析では、10時台に売り → 損切り → 買いへ転換した流れを確認しました。
第二の分析では、大引け後のチャートを加え、この判断を一日全体の値動きから再検証します。
一日全体では上昇基調でしたが、途中には短期的な下方向への動きもありました。
一日の方向と、1秒スキャが対象とする数秒から数十秒の需給を分けて評価します。
そのため、朝の「買い」と10時台の「売り」は矛盾しません。
👉再現すべきなのは売買方向や損益ではなく、その瞬間の需給変化に合わせて判断を更新するプロセスです。
【AI分析⑩|総合評価】
ここまでのデータを統合すると、今回のトレードから、次回以降も検証すべき4つの判断プロセスが見えてきます。
強いトレンドでは、時間ではなく相場の強さを基準に保有したこと。
短く取る場面では、成功体験を引きずらず通常の1秒スキャへ戻ったこと。
買い・売りに固執せず、その時点の需給に合わせて判断を更新したこと。
損切り後14秒での再エントリーには、取り返そうとする心理が判断を急がせた可能性があり、今後も検証が必要であること。
+27,500円のすべてを技術によるものとは評価しません。
朝は、フジクラ・日経平均・先物の方向が揃った、トレンドを取りやすい相場環境だったことも利益につながった要因です。
👉「自分の判断が良かった部分」と「相場環境に助けられた部分」を分けて評価し、今後は、違う相場環境でも、この判断プロセスを再現できるのかを検証します。
AI分析を、明日の自分へ生かす
ここまでが、私が普段行っているAI分析の舞台裏です。
普段3行しかお見せしていないAI分析を、今回はあえて全部お見せしました。
私がAIに求めているのは、「今日のトレードは良かったです」という単純な良い評価ではありません。
利益でも損失でも、その結果に至った判断の過程を振り返り、続けること、修正すること、繰り返してはいけないことを次のトレードへ繋げる。
それが良い評価でも、悪い評価でも、そのまま受け止めて次へ生かす。
AIは、私の代わりにトレードしてくれるわけではありません。
AIから得た分析結果を使って、昨日の自分を分析し、明日の自分へつなげていく。
私は、そのためにAIを使っています。
一度できただけなら、まだ偶然かもしれません。
同じ判断を繰り返せるようになって、初めてそれは再現性に変わっていきます。
「今回はできた」から、「いつでも同じようにできる」へ。
その距離を少しずつ縮めていきたいと思っています。
還暦からの挑戦は、まだまだ続きます。
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