変わったトレーニング種目は必要ない | ANGIN代表・三浦風太のQOL向上ブログ

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札幌・麻生のパーソナルジムから「QOLを高めるヒント」をお届けします。

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ANGINパーソナルトレーニング代表 三浦 風太です。

トレーニングを通して「QOL」を向上するお手伝い

ブログ連続投稿1197日目




トレーニングの教科書には、古くから
「特異性の原則」というものが書かれております。








これは、あるトレーニングを行った場合、
そのトレーニングに対しての効果しか
上げることができない
ということを意味してます。






つまり、トレーニングの刺激には特異性があるという原則です。

例えば、スプリント能力と全身持久性というのは
両極端な能力になります。
ですから、オリンピックのスプリンターは、
マラソンでトップの成績を収めることはできません。






逆にマラソンランナーが100mを全力で走っても、
一般の人よりは速いかもしれませんが、
トップレベルには遠く及びません。




このように全身の生理機能をすべてトップにもっていくことは、非常に困難を極めます。







この「特異性の原則」を理解しておくことは、実は意外に重要です。

というのも、最近は新しいトレーニング法や筋トレのやり方が考案されると、それがすぐにマスコミにもてはやされ、そのほかのトレーニングは無駄とでも言わんばかりのムードになってしまうことがあります。







なぜか特殊なトレーニングになればなるほどその傾向が強く、
マスコミも「これだけやっていればOK」という
捉え方をして喧伝することがあります。
コアトレーニングなどは、その典型でしょう。
これは注意しなければいけない問題です。









人間は「これさえやればOK」というものに弱い生き物です。
あれもやらなければ、これもやらなければ、
と忙しく考えるより、1つのもので大丈夫!
と言われると安心してしまうという気持ちは理解できます。







しかし、残念ながら万能なトレーニングなどはなく、
実際にはそのトレーニングに見合った効果しか表れません。

このことを、まずはしっかりと頭に入れておきましょう。