Twitterからの続きです。
 新聞の投書欄に就活生は緊張しながらも自己紹介をするのに面接官はなぜしないの?このような記事が掲載されていました。正直、忘れてしまう時もありますが基本的に私は名乗ります。
 ただ、名乗らない採用担当者の気持ちもわかります。就活生も真剣なように採用担当者も真剣に面接に臨むのです。その為、色々な角度から質問をして皆さんの本音を探るのですが、その過程で和やかな面接だったと感じる人もいるでしょうし、嫌な面接だったと感じる人もいるでしょう。仮に嫌な思いをしたとしても合格すればまだ良いのですが、嫌な思いをした挙句、不合格だったらどうでしょうか?きっと、この採用担当者を悪く思いますよね?もちろん、就活生の気持ちもわかりますが、実は名乗らない理由はこのような背景があるのです。所謂、逆恨みを買う恐れがあるということ。
 採用担当者は緊張している就活生に対して決して意地悪をしようなどとは思いません。むしろ緊張を解し良いところを見出そうとするのですがそれは簡単ではありません。なぜなら、皆さんも面接対策で鍛えているように本音をなかなか出さないからです。そこで我々もそれを切り崩すためのテクニックを使うのですが、このテクニックこそが嫌な面接とか和やかな面接だったと誤解を招くことになるのです。本来ならすべて和やかな雰囲気で面接を行いたいのですが時間は限られており、オブラートに包んでいる暇もなくストーレートな質問をしてしまう時もあるのですよね。
 それでもこの就活生のコメントも一理あると思います。そこで提案ですが、採用担当者の方も自己紹介をしてみては如何でしょうか? 但し、本名に抵抗があるのであれば事前に会社に申請した仮名でも良いと思いますが。