こんばんは。
アラフィフだというのに、うっかりがっつり日に焼けてしまい、20年ぶりに日焼けの皮がむけている、札幌の整理収納アドバイザーの渡辺詩子です。
今年の夏休みもあっという間に残りわずか。というか、夏が残りわずか?お仕事のこと、子どもの事、家族の事、たくさん感じて、試して、色々と噛みしめた夏になりました。
今日は夏休みに関わらせたいただいたイベントについて。
何度もブログを書き直しているうちにすっかり日が経ってしまったのですが、8月4日、札幌で素晴らしい子育て講演会が開催されました。タイトルは
「お手伝いと『ありがとう』で育つ未来力〜頑張らない母さんの最強子育て〜」
頑張らない最強母さん、講師はお二人。
東京玉川テラスで、「親を楽しむサロン」を開催され、子育て中のお母さん向けの子育て講座、研修講師として企業研修も手掛けておられる方です。3人のお子さんを育てる前、新婚の26歳の時に、学校に行けなくなった14歳の少年を預かり生活を共にしたのが子育ての始まり。しなやかな強さと、優しさと言う言葉では足りないほどの懐の大きさを感じる、先輩ママです。
優子さんとのご縁を繋いでくださったのが、私の子育てを豊かにしてくれた大恩人であり、現在活動しているIcoroという子育てサークルを立ち上げてくれた、コミュニケーション講師の入沢紀子さん。
6年前に札幌を離れてしまったのですが、札幌時代から、姉のように慕っている先輩ママです。同じ気持ちの方は非常に多く、札幌で活動していた頃からのファンがたくさんいらっしゃいます。
そして主催は同じくIcoroの立ち上げメンバー、札幌でベビマと言えばこの方、中島直子さん。直ちゃんも私の子育てを明るくしてくれたメンター。直ちゃんに出会った時は下の子が3歳、上の子が6歳で、2人目ママにありがちな兄弟育児の壁に当たっていました。
要約するとこんな感じ
「下の子が生まれたら上の子を優先ってみんな言うけど、頭でわかってても難しい。子供の頃の自分(私も長子)のような寂しい思いをさせたくないのに、きっと寂しい思いをさせてしまっている(←思いこみ)。どうしたら愛情を伝えられるかわからない。あーうちの子かわいそう。こんなママでごめん。(←卑下)」
とまあ、勝手に困っていた私。直ちゃんは、上の子はもとより、下の子にも夫にも、父や母にまで、touchでお互いの気持ちを伝え合う術を教えてくれました。Icoroで一緒に活動し、ずっと私の子育てを見守ってくれています。
こんな3人がお話してくれる講演会!
光栄なことにスタッフとして関わらせていただくことになり、濃くて楽しいミーティングを経て当日を迎えました。
詳しいお話の内容は、すでにたくさんの方からレポートがあったので割愛しますが
お話のポイントは講演中何度も登場した、こちらのプロセスツリーに表現されます。
この日のために紀ちゃんの娘ちゃんがデザインしてくれた、プロセスツリーのイラスト。美しい。
直ちゃんが伝えてくれるのはTouch、触れる力。愛情をもって触れることで、心の根っこに「自分は存在する価値がある」という根拠のない、しかし揺るぎない自信を育てることができる。
心の根っこができると活きてくるのが、紀ちゃんが伝えてくれるコミュニケーションの力。たくさんの人に出会い、少しずつ親の目と手から離れて経験を積み、自分を信じる力、周りの人を信じる力を育てることができる。それが木の幹に当たる部分。
そして優子さんが伝えてくれたお手伝いと「ありがとう」の力。家庭の中で自分の役割を持つことで、社会で生きるために必要な色々な力をつけることができる。「ありがとう」をたくさん受け取ることで人のために働く喜びを知る。それが枝葉であり、花や実。
子どもはいつまでも親の保護下で生きることはできない。3つのプロセスで身につく力は、親から離れて幸せに生きる力に繋がる!
というもの。
お二人は、生い立ちや長年の実践から「こうだったよ」ということをお話しくださいました。そこにはこれまでの講演で語られることのなかった数々のエピソードも。
素敵なママの子育てを経て、優子さんの3人のお子さんも、紀ちゃんの一人娘ちゃんも、それぞれ素敵な若者に成長されており、優子さんの3人のお子さんたちの様子も紹介されました。
みんな泣いたり笑ったり首が緩くなるほど頷いたりして、お二人のお話に聴き入った午前中の講演会、最後に直ちゃんが参加者さんたちに念を押したのは、「紀ちゃんや優子さんになろうとはしないでね。このように子育てしなさい、ということではないからね。」ということでした。
お二人の子育てが眩しすぎて「自分には無理…」などと辛くなってしまっては意味がない。「いいな」と思うことを取り入れてみて、それぞれの子育てがより幸せなものになればいい。
「こうなってほしい」「こう育てなければ」ではなく、「どんな子に育っていくかな?」とワクワクしながらお子さんの成長を見守ってほしい、それはお二人の思いでもありました。
お昼を挟んで午後の部は、会場のみなさんからの質問にお二人が答えてくださる質問トークライブ!
会場からは可愛らしい質問から、やや深い質問までさまざまな質問が飛び出しました。
1質問したら10答えてくださるお二人なので、まだまだお二人のお話を聞きたい!とみなさん感じていたのではないでしょうか。
そんな中ラスト30分で登場してくれたのがこの方
優子さんの息子さん、粂井龍三くん(高3)です!さーわーやーかー
幼い頃から家事を仕込まれ、家事の達人に成長した龍三くんは、家事を通して生きる力が身についたことを実感し、後輩世代に家事を通して生きる力を伝える「粂井塾」を起業されました。
小さな頃からお手伝いをさせられるのは「チョーめんどくさかったっす!」(普通の高校生の口調)だったけれど、いつしか習慣になり、忍耐力や工夫する力、利他の心が身について良かったということ。
大人全般へのメッセージとしては、「勉強勉強って言わないで欲しい!」という事。
親に干渉されすぎていたり、家事をしたことがない友人たちが、自分のことを決められない、いざという時に頑張る元気をなくしてしまったのを見てきたこと、自分のタイミングでやる気を出すから、信じてほっといて欲しい!という事でした。
私たちが心配するよりずっと、子どもは自分の足で歩こうとしているんだなー。思春期を過ぎて親ができることは、足し算より引き算の子育て。成長を妨げない関わりは、
時にはぐっと我慢が必要だな〜。゚(゚´Д`゚)゚。
という事がよくわかりましたよ、龍三くん!
子どもが傷つく姿は見たくない、躓いて怪我をするのはかわいそう、そんな風につい思ってしまう親心。
でも、子どもたちには、躓かない人生より、何度躓いてもまた立ち上がる人生を送って欲しい!
私は、大人にとって都合のいい子じゃなくて、幸せになれる子を育てたいんだった!
龍三くんの言葉でもう一つ印象的だったのは、ご両親に感謝している事。
「信じてほっといてくれたことと、無条件の愛情を注いでくれたこと。」
ジーンと来ました。
龍三くんと一緒に会場入りされた、粂井パパさん、スマホやビデオやタブレット、お手持ちのあらゆる機器で、龍三くんの勇姿を一生懸命撮影されていました。私はその後ろ姿からだだ漏れている深い愛情に、すでに感激していたのです。
少し後ろにいたので表情は見えませんでしたが、龍三くんの言葉に、お父様はどんなお顔をされてるんだろう、お母様の優子さんはどんな想いで聞いておられるだろう。想像しただけでジーンと来ました。
なんて素敵なご家族なんだろう
初めてお会いする粂井ファミリーの大ファンになり、変わらない笑顔の紀ちゃんとの再会の嬉しさを何度も噛み締め、忘れられない1日になりました。
お話を聴けたこと、関わらせていただけたこと、そしてたくさんのママたちと感動を共有できたこと、本当に幸せでした。
ありがとうございました
お二方の講演会、ぜひまた来年も!というお声が主催チームにたくさん届きました。
ぜひまた、お話聴きたいなぁ。
ぜひたくさんのママたちに、お二方に会っていただきたいなぁ
粂井優子さんblog
優子さんがニコニコしながらご家族を見守る姿が目に浮かびます
入沢紀子さんblog
10年以上読んでいる紀ちゃんのblog。
娘ちゃんの思春期の頃に書かれた切ない親心の記事は、私の長男の思春期子育てのコロロの支えになりました。
粂井龍三くんの、粂井塾HP
塾長挨拶
もうすぐアメリカに留学する龍三くん。来年また一段と素敵な若者になって帰ってきてくれるでしょう。札幌でも粂井塾開講希望!!
そして、主催の中島直ちゃん
打ち上げの海さくら都通り店にて、講演会翌日がお誕生日なのでみんなでお祝い。
愛情深く、人望あつく、涙涙のすっごい感動的なお話をしてくれるのに、ドリフと下ネタもちょいちょい挟んでくるタッチケアの師匠。
私にできることはささやかですが、お片づけのお仕事を通じて、この日いただいた想いを、次の方へと伝えていけたらと思います。
久しぶりの更新、長文にお付き合いくださり、ありがとうございました。
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