自立と連携 | next nest*

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札幌在住の整理収納アドバイザーです。

毎日ちょっとずつ、家を整えています
昨日よりちょっとだけ、我が家の暮らしを好きになるように
そして、家を整えることで家族を思う気持ちが伝わるように

明日の我が家 next nest* を作る毎日を綴っています

こんばんは。

明日の我が家をコツコツつくる、札幌の整理収納アドバイザー 渡辺 詩子です。
 
前回の続き、言葉を何度も選び直して、付け足したり削ったり、結局長い記事になりました。お付き合いいただければ嬉しいです。
 
お弁当グッズをキッチンからダイニングに出し、「お弁当を包む」の工程を手伝ってもらいやすい仕組みができ、ドヤ顔で
 
「という訳で、包むのよろしくね」って息子に言ったら「はぁ?軽々しくこっちの仕事増やさないでくれる?」と怒られた、というところまでが前回のあらすじでした。
 
「なんですとー?私だって毎朝お弁当作るの仕事増なんだけど!」
 
「行ってくる~」
「ぐぬ~!スルーかよっ!」
 
「まったくもう!お弁当箱2段いっぱいにするの大変なのに!私の方が寝るの遅くて起きるの早いのに!部活もバイトもしてなくて、スマホばっかりいじってるくせに!」ブツブツ言いながら家事をしていましたが、後からゆっくり冷静に考えてみると、長男の反発も無理もないと思いました。
 
「手伝いやすい仕組みを作ったよ」
     ↓
「だから当然手伝ってくれるよね」
 
という言い方になっていた。それは私の願望であって長男の都合には関係ない。
 
ダイニングでお弁当を包む仕組み自体は、あくまで「作業を楽にする工夫」であり、誰がやるかを決めるものではない。やってもらえるようになれば、それは副産物と考え直しました。
 
さて、考え直したなら、そうと話さなきゃ。
 
連休初日は夫と次男がキャンプに出かけていて長男と二人の夕食でした。
 
長男にご飯のおかわりをよそってあげようと立ち上がった時に「あ、いいよ。かーさん続き食べなよ。自分で行くから。」と言われ、また椅子に座りました。
 
そうか、こいつはなんでもやってもらって当たり前だと思ってるわけじゃないんだ。自分でできることはしようという気持ちもちゃんとあるんだ。
 
機嫌の良い長男に「今チャンスだな」と思って話しました。
 
***
 
私はフルタイムのお仕事をしているわけではないし、家事嫌いというわけでもない。だから基本的には家事は私がやるってことでいいんだ。
 
でも実際には家事の100%を私がやってるわけじゃない。パパが家事ができる人でとっても助かってる。土日に仕事に出ても、体調崩しても、安心して子どもたちをお願いできるってすごくありがたいこと。
 
これから共働きの時代だから、この家から巣立つまでに、あなたにも身の回りの家事を一通り教えておきたい。結婚した後、それができれば、奥さんと本当の意味で協力してやっていけるから。
 
私が忙しい時には、あなたにも家事を頼みたい。まずはあなた自身にも関係のあることを頼んでるつもり。できないときは「あとで」でもいいから、「なんで俺が」って思わないで、自分の身の回りのことを覚えていってほしんだ。
 
***
 
長男は「うん、家事ができる父さんのことは尊敬してるし、俺もそんな大人になりたいと思う。勉強中とか、学校から帰ってすぐに頼まれると嫌だけど、スマホいじってる時やテレビ見てるときなら言って。協力する」と言ってくれました。
 
と言うわけで、お弁当包み、余裕があったらお願いね。
 
 
ポイントは「言わなくても察する」ことは求めないということです。「やってほしいことは言うからね」という宣言。(段階的に何度か宣言してますが)
 
「家族だから甘えてもいいよね」
「家族だから何も言わなくてもわかってくれるよね。」
 
そんな以心伝心な関係も素敵ですが、実は家族こそ一番密に丁寧にコミュニケーションを取るべき相手だと今は思ってます。
 
家事の一部をお願いする意図、覚えておくと長男にとってメリットになることからお願いするよ、ということ、こちらの都合だけじゃなく、長男の都合も聞きますよ、いう意思表示。
 
頼む自由と、頼まれるタイミングを選ぶ自由。
 
夫の家事も、(もともとできる人ですが)単身赴任を経てますますスキルアップしています。料理が上手になったとか、洗濯機の使い方を覚えたとか、そういうことだけではありません。助けて欲しいタイミングで頼れるようになりました。
 
以前は家族が寝静まってから夜中に起きて家事の続きをすることがよくあったのですが、今は夫が「洗濯物畳むぞー。」「それぞれ自分の引き出しにしまえよー。」と子どもたちへの指示もしてくれることもあり、そんな「ぼっち家事」はずいぶん減りました。みんなで一斉に家事をして、一斉に遊びに行く。一人一人のできることが増えるとこんな連携ができるんだと嬉しくなります。
 
ご飯は食べたら自動的に食器が洗浄されて次の食事が出来上がるわけではない。服が汚れたら、脱ぎ捨てておけば洗浄されてタンスに戻るわけではない。
 
誰かがやってくれて、おうちが回っています。
 
家族みんなが「どんな風におうちが回っているか」を知っていたり、自分で回す術を知っていれば、洗い物が終わった後にお弁当箱が出てきたり(これはまだある)、片足だけ裏返しのボトムが洗濯に出されることも(これはなくなった)なくなります。家事をするのが自分でも、自分じゃなくても、してくれる人への思いやりも必要。これも、無言で察してもらうのは難しいので、伝えています。
 
家事の割合はそれぞれの家庭次第ですが、それぞれができることを当たり前にシェアし合い、当たり前に「ありがとう」と言って、みんなでおうちを回して行く家族になりたい。
 
自立と連携、家族の目標です。
 

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本日もお付き合い、ありがとうございました。

 
みなさま、楽しい連休後半を!