こんにちは。
明日の我が家をコツコツつくる整理収納アドバイザー渡辺詩子です。
今朝方、子ども会の引き継ぎのため、パソコン作業をしていたら、昨日お片付け作業に入らせていただいたお客様から、嬉しい嬉しいメールが届きました。
昨日一緒にお片付けさせてもらった中学生のお姉ちゃんのお部屋。
お姉ちゃんの物から、お姉ちゃんのものじゃないものまで、床が見えないほど物で溢れ、たたみベッドから布団をどけて、その上に小さなテーブルを置いてくつろいだり本を読んでいました。床にも小さなテーブルが置かれて引き出しを塞ぎ、クローゼットの前にも中身不明のカゴが積まれていて、収納の中身は使っていないものが殆ど、という感じでした。
作業前のカウンセリングでは、部屋を狭くしている家具を部屋から出したい、着替えは和室でするから向こうに収納はいらない、机もスチールラックもいらない、ママからは、お部屋を片付けたらお友達を呼びたいらしい、ということも聞いていました。
家具の移動までは長い道のりだけど、片付けてこの部屋が機能したら、また気が変わるのでは?「まずはカオスを脱しよう!」とこの日の目標を決めました。その後の整理と収納についても手順とコツを説明しました。
さて、まずは!ゴミや壊れたものや、消費期限切れのお菓子、古い紙類をどんどんゴミ袋に入れていきました。
ゴミじゃないものは大まかに分けて、たたみベッドの上に並べていきました。
私がしたのは床に落ちているものをどんどん拾って「これどうする?」と本人に確認しただけ。そして残すものをいくつかの山に分けただけ。お姉ちゃん、はじめのうちは拾ったものを「懐かしい~」なんて眺めていたけれど、そのうち私もビックリするくらいの捨てっぷりになって、判断のスピードも倍くらいになりました。ずっと行方不明だった鍵盤ハーモニカが2台、現金、タグがついたままの可愛いお洋服も出てきました。
受け入れ時間ギリギリまで作業をして、破砕工場にゴミを持ち込むと70kg。
時間切れで私が帰る頃はまだまだ床に物があったのに、そのあとも黙々と片付けたお姉ちゃん、朝ママが写真を送ってくれたお部屋では…
お姉ちゃん、ベッドにお布団戻して眠ってる~!
床に物がない~!
(年頃の女子が写っているのでアップは自粛)
お姉ちゃん、本当に頑張りました!
「机もタンスも部屋を狭くしてるからいらない。」と言っていたのに、中から使わないものを取り除いて、私が帰ったあとで居間や和室から自分のお洋服を持ってきて納めていたそうです。
引き出しの前に「出しっ放しにしてたいの!」と言っていた小さなテーブルも、片付いていました。
窓に立て掛けていたコルクボードも撤去してお部屋にたくさん陽が入るようになってました。
久しぶりの本格的なお片付け、ものをどけただけでなく、掃除機をかけて達成感いっぱいでお布団に入ったのでしょう。床には掃除機。その頑張りに感動してしまいました。
思春期の難しいお年頃なのに、私をお部屋に入れてくれてありがとう。ずっと大事にとってあった色んなもの、整理する決心してくれてありがとう。
たくさんあったライトノベルを「これはキュンキュン♡するやつ?」「ううん、私異世界モノが好きなの。あ、でもこれはキュンキュンするやつだ(笑)」とかおしゃべりしながらの作業、楽しかったね。
途中から参戦してくれたママ、ありがとうございました。作業スピードがぐんと上がりました。捨てる快感を覚えたお姉ちゃん、どんどん捨てたいけど、ママが買ってくれたからこれは捨てない方がいいかなぁ、と迷ったものがあったんだと思います。それをママがすぱっと決断させてくれた場面がたくさんありました。情の厚い二人は小さなものでも「これは大事なもの」という、センサーが似ていて、思い出の品はちゃんと救出していきます。
お姉ちゃんのエンジンがかかってからは捨てっぷりが逆転。「ちょっと!それも捨てちゃうの?」と小さい頃の作品を捨てようとするのをママが引き止める場面も。
お子さんの作品など、本人が「もう捨てる」と言ったものをママが「捨てないで」という場合は、そこから先はママが管理してね♡とお伝えし、写真を撮って思い出箱にアルバムを置く方法をご提案しました。写真はもちろん撮ってあるのね。
破砕工場にはママと行きましたが、この方、モノとお別れするのが辛いんです。帰りの車で少しションボリしてしまいました。
ほんとにね、優しいんです(*^^*)捨てたものたちがかわいそうなんです。
その優しさでおうちに残したものひとつひとつを愛してあげてくださいね(*^^*)
私の帰宅後、お姉ちゃんがどんどん仕分けて廊下に出たという
写真がロマンティック仕様です(*^^*)
忘れ物を取りに行ったついでに引き取って破砕工場に持って行こうか?と聞いたら、ママが救出するものを選んで、明日の可燃ゴミに出すって言ってました。
ママにとっては子供の作品は宝物ですよね。お姉ちゃんが紙粘土で作った作品をひとつふたつ救出してました(*^^*)これだけたくさんのモノたちの持っているストーリーをママがこんなに知ってるということは、関わりも深いってこと。
私の場合、子供の作品、「これどこに飾る?リビング?わかった。1週間リビングに飾ろうね!」(最初から期間限定)
子どもにとってどちらが嬉しいかは明白です。
少し見習おう。
お姉ちゃんのお部屋は
夜中まで頑張ったそうです。私は作業の順番を話して、最初のモノの仕分けを教えただけです。ほぼほぼ、片付けたのは私ではなくお姉ちゃんです。
「お部屋すっごく片付いたね!どんな感じ?」と聞いたらにこっとして「暮らしやすい」と言ってくれました。
お部屋が「暮らせる」スペースに!嬉しいなぁ。
「私、片付けられた!」もとい、「私は片付けられる!」という自信がこれからのお姉ちゃんにたくさんのラッキーとハッピーを引き寄せてくれますように。
こちらのお宅には継続してサービスに入らせていただきます。これからも一緒にお片付けを楽しみましょうね!
感動しすぎで、どうまとめていいかわからなくなっておりますが、本日もお付き合いありがとうございました。