今日二つ目の記事は、小さな行動が、思いの外大きな満足につながったお話です。
大したことではないけれど気になっていたことを、最近二つ解消しました。
一つはキッチンの壁にかかっている、無印の壁掛けCDプレイヤーのリモコンが壊れていたこと。電池を交換してもさっぱり効かなかったのです。
家事をしている時と、PCに向かって考えながら作業をしている時では、ちょうどいい音量って違います。
リモコンで音量調整できないと、椅子に乗って、天井から15センチのところに設置したプレイヤー本体の上に手を伸ばし、見えないから手探りで音量スイッチを探して、いくつも違うボタンを押して、音楽を止めてしまったり、ラジオに切り替えてしまったりした末にやっと音量調節。
そんな面倒なことするわけないので、大きくしたい時は足りない音量で我慢し、小さくしたい時は紐を引いてスイッチオフしてました。意味ないよね。
無印の家電は電気店で買うわけじゃないから、どこに修理に出せばいいんだろう?製造元のメーカーかしら?(良品計画で販売してるけど製造メーカーは別という家電が過去にあったから…)
頭で考えないで取説を手に取れば良かったのです。
故障の際の連絡先はちゃんと書いてありました。ちゃんと良品計画さんの窓口でした。
電話をして事情を説明すると、リモコンだけ買い換えればいいだけの話とわかりました。最寄りの店舗で受け取れるように手配してくださり、数日で新しいリモコンが手元に届きました。
お値段650円。
ありまあ、簡単。そして快適♡
もう一つはお気に入りの野田琺瑯さんのポトルの蓋の、木のつまみが剥げてしまったこと。せっかくかわいいのに台無し。
野田琺瑯さんの会社HPを調べて、問い合わせ先アドレスに、蓋だけ購入したいという旨のメールを送りました。
すると、すぐに返信メールが。
木でできたつまみ部分だけ、換えることができるとのこと。メールでそのまま注文を受けてくださり、数日後には新しいつまみが届きました。
お値段552円。
久しぶりに新品同様に蘇ったポトル。
お値段以上の満足感と爽快感!!
少し傷がついたり、ボタンがひとつ機能しなくなったことで、お気に入りだったものがお気に入りじゃなくなったり、使わなくなってしまうこと、ありませんか?
気に入って買ったのに、イヤイヤ使ったり、さらに持ちぐされてしまうなんて、ものがかわいそうですよね。
メーカーさんに相談すると、案外簡単に解決することがあります。
「気に入っているので長く使いたい」という気持ちを伝えると、誠実な対応にむしろ心温まることもあります。
土屋鞄製作所で購入した長財布のファスナーが壊れた時、「気に入って使っていたのですが、中身を入れすぎてファスナーを壊してしまいました。まだまだ使いたいので修理をお願いします。」とメールを出して商品を送りました。すると、数日後「型崩れもなく、大事にお使いいただいているのがわかります。ご愛用ありがとうございます。せっかくですので、ファスナーをもう一段階頑丈なタイプにいたしましょうか?」と提案してくださるメールが送られてきました。大喜びで承諾したところ、お気に入りの財布は丈夫なファスナーで帰ってきました。
お気に入りのものを作って下さった職人さんやメーカーさんとのやりとりは、その商品のありがたみを一層感じられる機会でもあります。
残念な姿になったり、眠っている「元お気に入り」を、また1軍に呼び戻してあげませんか?モノとの関係も、愛し愛されてナンボです



