大変ご無沙汰しております、
ニールです。
お休みとかのレベルじゃないっすよね汗 「そもそも生きてたのかワレ」ってレベルだと思うのですが、
本当ごめんなさい!
実はね…色々ありました!
仕事のこととか、プライベートなこととか…。
ただ「なんとか言ってみろ!」(バシッ)
「…実は」
「言い訳するな!」(バシッ)
と志村けん店長に昨晩言われたので、そこらへんのことは後日お話しします。必ずします。そして「最後の決闘裁判」は次回に回させてくださいm(_ _)m これも必ず出します。
実は最近こんな作品をAmazonプライムビデオで一気見したところでした。
19歳の誕生日を迎えた南光太郎(倉田てつを)と秋月信彦(堀内孝人)は秘密結社ゴルゴムに拉致される。彼らの目的は世界の支配者「創世王」の後継候補を見つけることだった。そこでキングストーンを埋め込まれた二人だったが光太郎はそこから逃亡。様々な形で市民に牙を剥く怪人率いるゴルゴムに対し、光太郎はキングストーンの力で変身し仮面ライダーブラックとなって立ち向かう。彼は後に兄弟同然に育った秋月信彦が改造され生まれた、シャドームーンと戦う運命にあった。
(1987年10月4日〜1988年10月9日、TBS系列で日曜10:00-10:30に放送)
原作: 石ノ森章太郎
脚本: 上原正三、宮下隼一、内藤誠、山田隆司、鷺山京子、杉村升、山崎久、荒木憲一、山口竜、荒川稔久
プロデューサー: 吉川進・堀長文(東映)、井口亮・山田尚良(毎日放送
監督: 小林義明、辻理、北本弘、蔦林淳望、小西通雄、小笠原猛、蓑輪雅夫
出演: 倉田てつを、堀内孝人、井上明美、田口あゆみ、セント、吉田淳、好井ひとみ、高橋利道、黒部進、京本政樹、他、(声の出演)飯塚昭三、てらそままさき、依田英助、小林清志、政宗一成、他
久々のテレビ特撮のレビュー。なぜこの作品を選んだかというと何を隠そう、10月28日からamazon prime videoにて全世界独占配信となった仮面ライダー生誕50周年記念作品「仮面ライダーBLACK SUN」がスタートしたということで取り扱いました。
リブート作品ということでストーリー上の関係性はないため、まっさらな状態でBLACK SUN自体は楽しめるのですが、かなりオリジナルを踏襲した設定や演出もところどころあるのでわかったらより面白いと思います。
そこで
今回のBLACK SUN、気になってるんだけどオリジナル見てないんだよなあ、世代だけど記憶が薄れてるなあ、なんて方もいると思いますので、どんな作品だったかというのがこの記事で大まかにわかるように、あるいは記憶を呼び戻せれるように、紹介して参ります。
ちなみに僕のスタンスとしては平成ライダー世代ということもあり、「仮面ライダーディケイド」のゲスト回、映画「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」でしか見たことがなかったので今回、事前にオリジナルがどんなもんだったか知る上で絶好のタイミングでした。
まず率直な感想としては…
見るまでは完全に舐めてました。こんなにすごい作品だとは思っていなかった。

今から35年前、バブルの波もあり混迷する中での人間の欲望に基づく作戦によって人間社会を支配しようとする組織ゴルゴム。主人公の南光太郎は将来を有望された若者から大人達による野望の荒波の被害者になり、孤独な戦いを強いらるという。見ている間はあまりの光太郎の爽やかさに流してしまいますが、結構過酷な状況に立たされております。こんなハードな話だとは思わなかった。光太郎の周囲に女の子が二人(信彦の妹、信彦のガールフレンド)、そして京本政樹がいることが救いなくらい。本当に彼のハーレムぶりを見て嫌な気持ちになる人はそういないかと思います。
少しは惚気を!彼に惚気の余暇を!!

そんな主人公南光太郎なんですけど、僕は本当に感服いたしました。南光太郎はすごい!どれだけ親友を引き離されようと、親族が殺されようと、騙されようと、人から誤解されようと、崖から突き落とされようと、全くへこたれないメンタルの強さ。これは見てればわかるけど、鈍感とかじゃないです。ガチのメンタル力だと思う。そして繰り返しになりますが爽やか。

敵のゴルゴムの目の付け所(常々爪が甘いからこそ番組が続くわけですが)も頭がいいです。直接的に市民にダメージを与えることもありますが(というかショッカーのような嫌がらせですね)、ほとんどは市民に気づかれないように徐々に魔の手を忍ばせるような。人間の欲望や「こうなればいいのにな」あるいは「こうなって欲しくないな」というところをじわじわと攻めていき、市民達を支配していきます。資本主義ゆえの搾取を思わせるようなやり方が時代だな、と感じました。言えるだけ印象的なエピソードを挙げるとすれば、もっといい家に住みたいな、女だからって舐められない力が欲しい、金目のものに惑わされて子供を放置する大人達、子供に尊敬されたいが故に嘘をついてしまう男。アイドル、ミューズを置くことで思考を放棄させて国を衰退させたり。男女それぞれのアイデンティティを損なわせることにより社会を狂わせたり。決してグロテスクな表現ではありませんが、そこで出てくる被害がかなり生々しく、十数年前の平成ライダーともまた違うハードさを感じました。最初こそ「やっぱり仮面ライダーは作品によって時代背景が違って面白いなぁ」なんて呑気に見ていました。
ただね
見れば見るほど、「これむしろ今こそタイムリーではないか」と思うことが本当に多かったです。印象的だったのが終盤、ゴルゴムをシャドームーンが率いて全面衝突して、その威力が未知数なために日本と条約を結んでいた他国がどんどん撤退し、完全に世界から見放されという展開があるんですね。そこから一部の市民は暴走して強盗、暴力を働くというもの。当時、親父狩りやらはあったでしょうけど、
これ、35年前の話なんでしょうか? むしろ今、世界中がこんな形に日本も含めて近づいていないか、と思わずにいられませんでした。見ていてものすごく鳥肌ブワーでした。「シン・ゴジラ」でも似たような恐怖が取り扱われていましたね。改めて「そうだよな、この国って戦争経験してたんだよな…」と身震いした次第です。

それゆえにそこにへこたれず、親友とも無理やり戦わされる中、全く諦めない南光太郎の眩しさったらないですよ。彼やその取り巻きがいなければこんな内容、朝から俺は見れねえよ!!本当に勇気をもらいました。若干、「いやぁ時代的にさ、昭和ライダーっしょ?根性論が多いから受け付けられるかな」、とか思う方もいるんじゃないでしょうか。大丈夫です、僕もそう思っておりました。実際それで乗り切っている部分も確かにある汗(男ならこうだ、とかね) ただ、この全52話で直接見せられた困難を経た男の発言とか背中は本当に説得力があるんですよね。時が経てば尚更ですよ。倉田てつを力は間違いなく関わっていると思います。
「彼のような純粋な子供がいる限り、俺は絶望などしない。絶対にしない!」

「仮面ライダーBLACK」やっぱり今のライダーと比べて1年間ほぼ一人で戦うのでいわゆるスペック、細かい技を徹底して使いこなすのがむしろ良さだと思いました。
まあ、パターンは決まっております。
OP「時を駆けろ、空を駆けろ、このホーシーのためー!」
↓
事件、市民の不思議な動きに。
光太郎「これもゴルゴムが関係しているのでは」
↓
怪人登場、手短に変身&戦闘。
↓
真相判明。虐げられる市民。
↓
光太郎「貴様だけは絶対ゆ゛る゛さ゛ん゛‼︎」

「変……身‼︎」
↓
決戦、ライダーパンチ、ライダーキック、爆破、パパパパーン、パパパパーン、パパパパーン、パパパパーン、ジャジャジャン!
↓
ED「しーろーいーすなはーまーで〜」次回予告
大体はこんな感じです。
1年間一人だけで戦うのでまあ、ビジュアル的には飽きが来るんじゃないの?、と言われるかもしれません。今のライダー作品はもちろん多人数ライダーにすることで絵的な退屈さは免れて居るかもしれませんが、その分それぞれが使い余してる能力はたくさんあります。
ブラックは徹底的に使いまくるのでそこで見劣りすることはないかと思います。
新必殺技を発明するエピソードがあるんですが、それが第13話。ライダーパンチが効かず重傷をカニ怪人に負わされて、光太郎はこれまでの戦いを振り返ることになります。「お!これはこれまでの戦いの総集編みたいなエピソードかな」と思って見ていたんですね。数々の戦闘シーンが流れた結果!
ナレーション「だが、何も思いつかなかった」
Aパート終了。ずっこけました。

そしてどこで思いついたかというとどうやって登ったんだ、というところに居た
子犬を落石から守る際に瞬間で生まれる、というものでしたw
まあ上のは笑い話でしたが、あらゆる敵にベストを尽くし、そこで活躍するスペック、キャラクター、マシン。全話通して色んな見せ方があるのでそこは飽きさせないところかと思います。心を持っているマシン、バトルホッパーも「嘘だろ」と思われるかもしれませんが、見てしまうと本当に愛くるしくなります。

可愛いといえば光太郎を支える信彦の妹、杏子(きょうこ)ちゃんに信彦の実質彼女ちゃんである克美(かつみ)さん。真のヒロインでございます。(バトルホッパーも含むけど)彼女たちがいるおかげでだいぶ光太郎の状況の深刻さも緩和されます。おやっさんサイドの人がまさかヒロイン二人で補うのか、という驚きもありましたが、こちらとしてはこれでも全然アリですねw 定期的に京本政樹もパラシュートで援護に来るので言うことなし、と。

そして昭和ライダーを見てて思うんですけど、一般人結構強いよねw子供ですら戦う世界です。

ゴルゴムサイドについても書いておきたい。どの怪人も味わい深かったですね。特にビルゲニア。よく聞いてはいたけど見る前は「そんなすげえやつなのか」という感じで、初回のビジュアルでは

「おまかせああれ!」の人じゃんとクソ失礼なことを抜かしてたんですが
彼は愛される敵キャラですね。創世王になりたかったけど元々資格がないことをわかっているにもかかわらず、創世王候補のブラックに執着し続け、上司の指示は余裕で無視をかますという。散り際は呆気なくもしんみりさもあり、総じてビルゲニアは強く記憶に残らざるを得ない敵キャラでした。クジラ怪人とシャドームーンについてはまだ後々語る機会もその時にしましょう。
ブラックは見ていなくてもシャドームーンの存在は知っている人も多いかと思うので今回は敢えて、彼がそんなこと言うの、というセリフだけご紹介いたしましょう。
第39話でゴルゴムの指揮官になったシャドームーンがビシュムが発案した「VHSで会えるアイドル」で人々を洗脳するという作戦に対し、微笑みかつイケボでこう言い放った。
「社会や学校に失望し、アイドルを応援することでしか生き甲斐を感じられない若者に目をつけるとは良いところに気が付いたな、ビシュム」

おそらく今なら全世界のアイドルファンによってTwitterが焼け野原になるような発言でした。
まとめ
もちろんスカッとはさせるんですが切なさも織り交ぜていて。社会の全てが入っている。ずっと光太郎達、ゴルゴム達の戦いを見ていたいと思わせる時点で愛されて然るべきです。35年も前の作品がこのタイミングで見たことでこんなに先見性を突かれて鳥肌立たされるとは。そして仮面ライダー生誕50周年を昨年迎え、今回リメイクするにあたって白石和彌監督筆頭のスタッフはどんなメッセージを「BLACK SUN」では送ろうとしているのか非常に期待が高まった次第でした。おそらくすごいものを返してくれるだろうとついついハードルを上げてしまうくらいに僕は惚れ込んだ次第でした。今作は時代、世代を超えて、人間と隣り合わせの欲望にちなんだ戦いを描いた作品です。平成ライダーと比べたら上記のような一周回ってど天然ズッコケなところもありますが、全くテーマは古びることなくここからたくさんの要素が引き継がれています。ゾクっとするけど、勇気ももらえ、熱くなる。今の令和ライダーとともにいかがでしょうか。プライムビデオでどうぞ。
これで整いました。「仮面ライダーBLACKSUN」のレビューもいずれはいたします。
でもまずは「最後の決闘裁判」を。
最後までお読み頂きありがとうございます!
ではまた!