この映画の話なんですけど
例の曲のイントロの時点で、俺は泣いていました。
ニールです。
ついに7作目まで来ました。今回は思い入れがまるで違いましたがなるべく事前に情報を入れずに鑑賞しました。次回は8作目の「ワイルド・スピード ICE BREAK」もレビューしますが、
一種の集大成と言っても差し支えないような作品でした。結論からいうと、話的にやっぱりそこは派手にやらんでも、とかそんな目的でこんなにいっぱいもの壊しちゃってと小学生の子持ちのママみたいな事を言えるところはある。
そんな小さいことがクソほどどうでもよくなる程素晴らしい点、熱いポイントがたくさんある作品でした。
最終評価は92点です。
早速行きます。
前作「EURO MISSION」で登場した敵であるオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)の兄デッカード・ショウが動き出した。彼によってアメリカではホブス捜査官、東京ではハンが襲撃されたことがドミニクの耳に入る。互いにファミリーを奪った仇同士となったドミニク、デッカードの決戦が始まり、世界を股にかけたミッションが繰り広げられる。ファミリーが辿り着く場所とは。
原題:Furious 7
全米公開:2015年4月3日
日本公開:2015年4月17日
上映時間:137分
製作国: アメリカ合衆国
監督:ジェームズ・ワン
脚本:クリス・モーガン
製作:ヴィン・ディーゼル、ニール・H・モリッツ、マイケル・フォトレル
製作総指揮:サマンサ・ヴィンセント
撮影:スティーヴン・F・ウィンドン、マーク・スパイサー
音楽:ブライアン・タイラー
編集:レイ・フォルサム=ボイド、ディラン・ハイスミス
出演:ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、ジョーダナ・ブリュースター、ドウェイン・ジョンソン、タイリース・ギブソン、クリス・”リュダクリス”・ブリッジス、ナタリー・エマニュエル、エルサ・パタキー、トニー・ジャー/
カート・ラッセル、
ジェイソン・ステイサム
あんなシーン、
こんなシーン、(ある部分に画像を割くため詳細は割愛)
そして肉弾戦も特に多かったですね。理由ははっきりしています。
ついに出た、デッカード・ショウ
as
ジェイソン・ステイサム!
EURO MISSIONのエンディングで出てから本格参戦までの2年間はさぞ首を長くしてまっただろうな、と。すでに倒れている重症者の山をバックに立ち去る彼の姿から始まるオープニングは「いええええええい!」とテンションを爆上げしてくれました。んでまたこのデッカード(ジェイソン・ステイサム)がアホみたいに強いw
常々、パワーインフレがおかしくなっている本シリーズにこんな小言は邪推かもしれませんが、中盤の中東での機密データ強奪作戦だってビル三つも貫通する必要はないんですよ。テーブルも壊す必要もないんですよ。
でもそんなこちをする一番の目的は何か。ソウ!団子三兄弟結成(スキンヘッドアクションスター3人組)を祝福するため祭りをする必要があるんですね。
デッカード、ホブス、ドミニク。拳銃、ガトリング、ショットガン(レンチ)と。団子三兄弟だけでなく三種の神器も揃った記念すべき一本ですよ。
ホブスは今回デッカードから致命傷を受けたはずなんですが、ギブスを発泡スチロールのごとく瞬時に破壊し、娘に「仕事に行って来る」と言い残し、ガトリングをぶっ放す。
確かにこんなパパ欲しい!(適当に喋んな)
ドミニクはショットガンだけでなく、レンチ、鉄パイプも主要武器になり裾野が広がった模様w
もう公開からだいぶ経っているので言ってしまいますが、デッカードは今回でちゃんと生き残ります。それも納得いくほどの素面アクションも多いです。やっぱりアクションエンタメの見せ場、ポイントをジェームズ・ワン監督はわかっているし、ジャスティン・リンの後任としてすんごいいい仕事をしていると感じました。
前作の敵役のルーク・エヴァンスに始まり、敵陣に結構有名なスターを使い始めているので今後ステイサムにさらに誰が来るのだか楽しみにしているところです。
ジェイソン・ステイサムを中心に語ってきましたが、もちろんこれだけがメインではありません。7本も続いてきて何が何やらっていうくらい良い意味で規模が大きくなり続けたのが「ワイルド・スピード」シリーズでした。今回、強奪ものなのは変わらないんですが、注目すべきなのが今回は1作目の頃にあったテイストが戻っている点なんですね。そこで改めて、「やっぱりワイスピはドミニクあってこそだよな」と思ったんですね。本来のスタートってどこだったんだろうか、そこに気づき、さらに高みへと飛んでいく、そんな物語だったと。それはドミニクに限ったことではなく、元捜査官だったブライアンにとっても。各キャラクターが己の初心を思い出し、本来のやり方で勝負をかける。ドミニクはストリートレーサーとして、ブライアンはいち捜査官として、最終決戦の前準備をするシーンはどうしても一作目での前準備シーンと重なって非常にグッと来るところでした。
私ごとで恐縮なのですが、ストリートをしていた頃の舞台の街はLAのグレンデール周辺。ポール・ウォーカーの出生地にして、僕のかつての留学先w まさかまたここに帰ってくるとは。
だからこそ記憶が無いレティと再びゼロから愛を再確認するあのシーンは、ベタとはいえ泣かずにはいられませんでした。初心に帰りつつ、新たな苦難、境地すらも超えていく、ドミニク兄貴を拝めるんですから!!
「なんで結婚したって言わなかったの?」
「…君は俺以外を愛さない」
いかん、また涙がw
そして原点回帰を思わせる要素は他にもあって、可能な限りの「ワイスピ」メンバー大集合。ほんの少しではありましたが、ハンとジゼルが出てきたり、そしてショーンね。
「TOKYO DRIFT」を小馬鹿にしつつ愛してやまない僕にとってはショーンの再登場をいかに待っていたか。3作目のシーンから新規映像を繋げるような作りだったのもあり、カットが切り替わったら急に老けた感じがするのは笑ってしまったのですが、少し出てくれただけで俺は嬉しいよ泣 なんならまだ3作ありますからいくらでもチャンスはあるし!
そんな感じで図らずも、集大成と言えるような「SKY MISSION」だったわけですが実際に今作は予想していなかった取り返しのつかない事態に追い込まれたところもありました。有名な話ではありますが、製作途中での、ブライアン役ポール・ウォーカーの急逝。
今回、部分的にポール・ウォーカーの弟も代役に加えつつ、なんとか完成に至りました。これまで色んな映画でも製作途中にメインキャストが亡くなってしまって代役を入れたり、脚本を練り直したりで完成させるというケースはたくさんありました。
でもね、アクシデントからあれほどまでの奇跡のような締めくくり、そしてヴィン・ディーゼル含む製作陣のシリーズ、そして出演者への愛がここまで美しく反映された例を僕は知りませんでした。
エンディングでそれが大きく現れるわけですが、このエンディングだけでシリーズ史上一位を取れる、それぐらい素晴らしかった。自分のスタート地点はどこだったのかを再確認し、その上で未来へ進む。その道のりをドミニク、ブライアンが共に進み、そしてそれぞれ分かれ道に入っていく。それを現実のアクシデントも踏まえつつ、映画全体で考えに考えた形で表現仕切っている。なんて誠実なチームなんでしょう。ちょっとこの文章打ちながら泣きそうになっているので、もうこの辺にさせていただきます汗 申し訳ない、何度見てもあのエンディングはついつい泣いてしまうんですよね笑
最後にもう一つ思ったのが、この作品は絶対にシリーズ全てを見ないと感動できないとかいうことは無いなと感じました。本編を通していかに各々の信頼関係が硬いかというのも2時間20分の中で十分描かれているし、愛に溢れていますから。なんも知らずに見て過去作を追いたいと思わせるっていうのはいい映画の証拠です!
とまあ、今日はここまでにしてあのエンディングを思い出しながら締めるとします。
「家庭が…あいつの居場所だ」「もう、前とは違うんだな」
「お別れ、言わないの?」
「また会える。」
「おい、
別れの言葉はなしか?」
「フルスピードで走るのが俺の人生だった。だから俺とお前は兄弟だった。」
お前も同じだったから。
「あんたの車だ。」「俺の車?」
「全員自由だ」
「人生で一番大事なものは永遠に消えない。それはここにいるお前達仲間だ。家族に乾杯。」
「…ドライブしない?」
「たとえどこにいようと、それが400メートル先でも、世界の裏側でも
お前はいつも俺と一緒だ。いつまでも、俺の兄弟だ。」
PAUL WALKER (1973-2013)
アクション映画、そして「ワイルド・スピード」シリーズを愛する私たちは、
あなたのことを忘れません。
最後まで読んで頂きありがとうございます。













