[映画レビュー#12] ボーダーライン | ニールのシアター

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昨年、初めてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のことを知った。「メッセージ」、「ブレードランナー2049」はどストライクだった。んで過去作を調べると...これも監督作か!というものを発見。2年前、見たい作品リストに入れてて見れてなかったやつだった。行ってみよう。


(原題: SICARIO) R15+
2015年9月18日全米公開 
2016年4月19日日本公開
監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本: テイラー・シェリダんだ
撮影: ロジャー・ディーケンス
編集: ジョー・ウォーカー
音楽:ヨハン・ヨンソン
音楽監修: ジョナサン・ワトキンス

出演: エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、ビクター・ガーバー、ジョン・バーンサル、ダニエル・カルーヤ、ジェフリー・ドノバン、他


アメリカとメキシコの国境地帯で行われる麻薬戦争で、カルテル殲滅のために派遣されたFBI捜査官ケイト(エミリー・ブラント)。米国防総省の指揮を務めるマット(ジョシュ・ブローリン)と謎のコロンビア人アレハンドロ(ベニチオ・デル・トロ)と共に活動を開始する。捜査の中で、彼らの作戦の真の目的が明らかになった時、ケイトの善悪の境界線が揺らぎ始める。







またもやドゥニ作品、好きでございます!

自分はメキシコの麻薬カルテルについては聞いただけの浅い話しか知らなかったのだけれど、まあね、いい勉強だったよ。国境線、怖すぎるでしょ! 





もちろん、こんな戦争やメキシコで起こる出来事は普通なことでは決してないのだけれど、見ている側はそれほど混乱はしない。本編中で出てくる細かなシーン、キャクターの立ち振る舞い、カメラワークが周囲の状況今後起こる事を丁寧に示
してくれている。





主人公役のエミリー・ブラントは相当ハブられてたなw 全く考え方が違う世界で進める捜査で善悪の基準がわからなくなっていく過程がリアルだった。僕らはマットやアレハンドロの目的も明らかになるので、(後半からは)完全に客観的に見えるようになる。





この構図も面白かったなぁ。ベニチオ・デル・トロに関しては素性がわかる前から既にヤバイ感がハンパなかった。これは色んなところで言われているとは思うけど、間違いなく、ハマり役ですわ!



ロジャー・ディーケンスの撮影も光ってた。前半は主に主人公ケイトの視点を明らかに意識している。そこにヨハン・ヨンソンのズーンとくる不穏な音楽。主人公より状況が飲み込めている僕ら観客は街中の警察、軍隊に思わず目を凝らしてしまう。俺、ムッチャ馬鹿みたいに警戒してたよw 「ヤバイのは国境だ」って言ってるのにw
そして後半は「俺のターン」じゃなくてアレハンドロ視点に完全に切り替わる。もうそっからはブレーキが止まりません。





あらゆる方向に物語の舵を回され、それを僕らは見続ける。


当然、終わったら超疲れます。

そして結末で、ケイト、アレハンドロ、マット、それぞれの世界、概念が根底から違うことを紛れもなく提示して終わる。




全然気持ちの良い終わり方ではないんだけれど、キャラの描き方変化の過程ストーリー構成技術面、それらの要素が僕にはうまくハマりました。特に辛いのは精神が疲れきっていたところでセックスしようとした相手がまさかのスパイだったところ。好きにやらせてくれよ〜泣(あ、これただの俺の主張だわ)
ドゥニ監督作品またもやお気に入りに登録でございます_:(´ཀ`」 ∠):


最終評価は96点



日本でも続編「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」、公開されますね。どうなることやら。


じゃ、また!