2月があっという間に終わってしまいました…。
2月末というのは毎年結構忙しい記憶がありますね。
今日…もう昨日ですね。昨日は三宮をバターになるかと思うくらいぐる
ぐる走り回ってました(笑)
暖かい日でしたので、喫茶店などに入ると暖房が暑い…。
2月だからという理由で暖房をつけてられるのでしょうが、もう少し考え
た方が良いと思いますよ~(笑)
さて、前回の続きですね。
早く書け!というメッセージを頂き、早く書きたかったのですが、どうし
ても、忙しくて書けませんでした…。
申し訳ありません。
では、続きをどうぞ…。
その後、しばらくして友人から連絡がありました…。
私は少し沈んだ友人の声が気になりました。
「ちょっと会われへんか…。」
と友人は言います。
その日は確か私も時間がなく、翌日か翌々日に会ったと記憶してま
す。
三宮の喫茶店で会ったのですが、会った瞬間に遠目でわかるほど
友人は頬がこけ、目の下にくまが出来てました。
「どうした…。体調悪いの…。」
私が友人の向かいの席に座りながら聞くと、
「その事で話しが会ってな…。」
本当に力の無い声で友人は言ってました。
見るからに尋常ではない状況の様だと言うのはすぐにわかりました。
友人が話し出すまで、少し時間がかかった記憶があります。
「お前…呪いって信じる…。」
「え…。呪い…。」
「そう…。呪い…。」
私はまったく信じません。呪いというのは何かの暗示みたいなモノで
はないかと私は思っています。
その日、友人にもそう言いました。
「俺もそう思ってたんよ…。でも、もしかしたら呪いってホンマにあるん
かもしれへん…。」
友人は微笑むのですが、その顔が痛々しく見えるのです…。
「どういう事よ…。」
私は座り直し、友人の顔を見ました。
友人の視線は定まらず、キョロキョロしながら話はじめました。
先日、友人の家に行き、友人の母とその母の友人という近所のおば
さん。
妙なビデオを見せられて、機嫌を悪くした友人と私は家を出て、駅ま
で送ってもらい私は帰宅したのですが、友人が家に帰るとその近所
のおばさんはまだ友人の家にいて、本格的に香を焚いてお祈りをし
ていたそうです。
「妙なモン家に持ち込むんはやめろやー。」
と友人は母に言ったそうです。
するとその近所のおばさんは烈火のごとく怒りだし、
「アンタみたいなモンがおるから、この家は○○様のお怒りを受ける
事になるんやー。」
と言ったそうです。
「バカバカしい。えーかげんにせんと警察呼ぶぞ。」
と友人も近所のおばさんに食ってかかったそうです。
その日は友人の父親が帰宅したので、その騒ぎは治まった様です。
しかし、次の日、友人が起きようとすると体中がだるく、なかなか起き
あがれない…。
やっとの思いで起きあがり、リビングまで行くと、朝早くからその近所
のおばさんがソファに座っていたそうです。
友人も朝から文句を言うのも気分が悪いので、無視してダイニングテ
ーブルについたと言います。
「何か体がだるくてさー。」
友人はそう言って、その日は学校を休む事にしたそうです。
風邪だろうと言う事になり、その日は一日寝ていたそうです。
しかし、その次の日もそのだるさは取れず、本当に体中に重石が付い
たような感覚だったと言います。
その日、病院へも行ったそうですが、風邪でもなく、疲れているのでしょ
うという事で、栄養剤などをもらったと言っていました。
そのまま、結局1週間その状態が続いたそうです。
友人の母が、食事と一緒に御札のようなモノを友人の部屋に持ってきて
置いて行ってたそうです。
「○○様が守ってくれるから…。」
友人の母はそう言って手を合わせて、お祈りをしてたと言います。
「明日、○○様のところへ行ってくるから、そしたら少しは楽になるでしょ。
早く楽になって欲しいから、○○さん(例の近所のおばさん)と一緒に本
山へ行ってお祈りしてくるから…。」
しきりに友人の母はそう言うのです。
「そのオカンの「楽になって…」の「楽」がよ…早く死んで楽になれに聞こ
えてなー。そう思わんか…。」
その日友人は私にそう言うのです。その友人の顔は今でも思い出せます。
「実の母親がそんなことするかいな…。」
私はそう思います…。
友人の話は続きます。
「オカンがその○○様の本山に行ってる日も俺は寝てたんよ。そしたら昼
過ぎくらいかな…。リビングから例のお祈りの声が聞こえてきてな…。俺
はオカンが帰って来たんやと思ってたんよ。そんですぐにお祈りの声が
止んだ気がしたから、また近所のオバハンが来てると思って、文句言って
やろうかとリビングに下りたんよ…。」
「うん…。」
「そしたら、声はおろか、リビングどころか家には誰もおらんのよ…。」
友人はやたらと喉が渇くのか、飲み物のおかわりを頼んでました。
「何か気味悪くてさー。自分の部屋に戻って、布団かぶって寝たんよ。」
確かにそんなお祈りかお経の様なモノが聞こえてきたら気味は悪い。
結局そのまま友人は眠ってしまったらしいのですが、夜になって友人の母
と近所のおばさんは帰ってきたらしいのですが、帰ってくるとすぐに、母と
おばさんは友人のベッドの脇に来て、ブツブツとお祈りをしたそうです。
友人は文句を言う気力もなく、布団を頭までかぶって寝たふりをしていた
そうです…。
「そのお祈りが2時間くらい続いたんよな…。」
友人は届いた2杯目の飲み物を飲みながらそう言ってました。
寝ている自分の横で、念仏の様なモノを唱えられれば気持ち悪いと思いま
す…。
そして、友人いわく、その念仏の様なモノは友人を「楽」にするための念仏。
ずっと「楽になる。」ことがどんな事なのかを考えていたそうです。
そうなると、母親の作った料理に手をつける事も出来ず、ましてや夜眠る事
も出来ず…。
結局それが原因で友人はやつれてしまった様なのです…。
「とりあえずわかったけど…。このままじゃアカンやろ…。」
私はそう言いました。
「そうやねん…。それで相談やってんけどな…。」
「なに…。」
「とりあえず今晩、泊めてくれんかな…。」
友人はそう言います。
私ももちろん親元にいましたので、狭い6畳の部屋で友人と二人寝る事にな
ります。
「えーけど、狭いよ…。」
「そんなんえーんよ…。ぐっすり眠れれば…。」
そう言うので、私は友人を連れて、自宅に戻りました。
私の狭い部屋に泊まった友人は、後にも先にもこの友人一人だと記憶して
います。
「やっぱ、俺って薬盛られて、知らんうちになんかの暗示にかかってるんや
ろうか…。」
布団の中から友人がそう言ってました。
そして次の瞬間…。友人は大きないびきをかいて眠ってしまいました…。
こんな奇妙な経験をしている友人を何とか救ってやりたい…。私はそう思い
色々と調べてみる事にしました。
この時代はまだインターネットもなく、何かを調べるって事が大変困難な時
代でしたね…。
友人F。
そう…。こんな時はFが頼りになるのです…。
まだ、この話は続きます…。
TODAY'S BGM 「遠い記憶」 椎名恵