こんばんは。本日二投稿目です。

来年8月に消費税増税が決定した訳ですが・・・(おい、話題が遅いとは言わないで欲しい。)

誰が得をして、誰が損をするかを考えてみたんですよ。

さて、増税で起こると予想されているものに

現在のデフレ傾向の存続 があります。

牛丼一杯280円とか、そんなのがこれからもずっと続くわけです。
さて、損をするのは誰か。
牛丼屋です。売っても売っても薄利多売。青色吐息・・・、わけのわからない産地の牛肉を使おう・・・、アルバイトの賃金は最低で使おう。となるわけです。

ちょっと、ピンポイント過ぎましたね。損をするのは働いて給与をもらう、賃金労働者ですよね。

さて、景気が良くなって牛丼一杯500円でも皆さん食べてくれるようになりました。誰が損をしますか?

生計が労働賃金によらない、固定所得がある世帯です。

働いて給与をもらう賃金労働者 = サラリーマン等
生計が労働賃金によらない、固定所得がある世帯 = 年金受給世帯、生活保護受給世帯

確かに消費増税という現象だけみたら、固定所得な世帯には負担増になるんですね。ただ、デフレが継続する引き換えと考えたら、どっちがメリットになるかね。

老人と貧者をひとまとまりにして「イジメだ!」というのは結構ですけど、本当にいじめられているのは一般のリーマンですからね。ただ彼らには時間がなくて声を上げられないだけで。

でも、つくづく失策だったと思うなぁ・・・。何とかしたいけど、出来るかな・・・。

昨日の記事ではスパイとはどんな輩なのか・・・を解剖してみました。
本日は批判の本丸、特定秘密保護法案について詳しく見てみましょう。

現在の所、批判の矛先は以下のようなものがあります。

①国民の知る権利を阻害する。
②特定秘密を知ることが出来る者を調べる適性検査に、「家族関係」が含まれている。これでは犯罪者の子供は絶対に知る立場になれない。出自差別だ。
③秘密の保護範囲を超えて権利が濫用される恐れがある。

ふむふむ・・・どうにももっともらしい??じゃあまず、何が保護対象になるのか、見てみましょう。長いですが、お付き合いくださいm(_ _)m

【第1号・防衛に関する事項】
イ、自衛隊の運用又はこれに関する見積もり若しくは計画若しくは研究
ロ、防衛に関し収集した電波情報、画像情報その他重要な情報
ハ、ロに掲げる情報の収集整理又はその能力
ニ、防衛力の整備に関する見積もり若しくは計画又は研究
ホ、武器、弾薬、航空機その他の防衛の用に供する物(船舶を含む。チ及びリにおいて同じ。)
数量
へ、防衛の用に供する通信網の構成又は通信の方法
ト、防衛の用に供する暗号
チ、武器、弾薬、航空機その他の防衛の用に供する物またはこれらの物の研究開発段階のものの仕様、性能又は使用方法
リ、武器、弾薬、航空機その他の防衛の用に供する物またはこれらの物の研究開発段階のものの制作、検査、修理又は試験の方法
ヌ、防衛の用に供する設の設計、性能又は内部の用途(ヘに掲げるものを除く)

以上が防衛に関する秘匿情報ですね。書き方が法律的でややこしいのですごく簡単に説明しましょう。
・残り撃てる銃弾の数
・諜報に使う道具の性能
・防衛用暗号
・今持っている武器の性能や修理の仕方
・開発中の武器の性能や修理の仕方
・防衛施設の性能や構造

これらを秘匿情報にするようです。至極最もな情報たちですね。
残り撃てる銃弾の数がバレていたら日露戦争は負けていたし、防衛用暗号がバレたからミッドウェーで負けたし、ブーゲンビルで山本提督は戦死しました。保有・研究兵器の情報が敵国に知られてゼロ戦より優れた航空機が作られたのは歴史上明らかですし。

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【第2号 外交に関する条項】
イ、安全保障に関する外国の政府又は国際機関との交渉又は協力の方針又は内容
ロ、安全保障のための我が国が実施する貨物の輸出若しくは輸入の禁止その他の措置又はその方針(第1号イ若しくはニ、第3号イ又は第4号イに掲げるものを除く。)
ハ、安全保障に関し収集した条約その他の国際約束に基づき保護することが必要な情報その他重要な情報(第1号ロ、第3号ロ又は第4号ロに掲げるものを除く)
ニ、ハに掲げる情報の収集整理又はその能力
ホ、外務省本省と在外公館との間の通信その他外交の用に供する暗号

この項目は主に集団安全保障に関わる条項が多いですね。ロに関してツッコミが来るかもしれません。「アメリカ様には国内向けに発信しない情報を渡すのか!」と。前述のとおりこの条項はかなり集団安全保障に関わっています。同盟国に対して「君たち、攻撃されるよ」と言わないのは不義です。防衛費、防衛計画なんかは同盟国も解っていないと、防衛拡充に偏りが出来てしまうでしょう。よって、これも同盟国には流すべき情報と思います。

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【第3号 (外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止に関する事項)】
イ、外国の利益を図る目的で行われ
、かつ、我が国及び国民の安全への脅威となる諜報その他活動による被害の発生・拡大の防止(以下「外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止」という。)のための措置またはこれに関する計画若しくは研究
ロ、外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止に関し収集した国際機関又は外国の行政機関からの情報その他重要な情報
ハ、ロに掲げる情報の収集整理又はその納涼区
ニ、外国の利益を図る目的で行われる安全脅威活動の防止に供する暗号

いわゆる「スパイ」防止項目と言えるでしょう。明らかに国益を損なうような活動は罰しますよという法則です。ここは権利の濫用可能性を残していると言えますね。何をもって「外国の利益」とするかが不明瞭であるとは言えると思います。
抑止として事後公開の条件は開示されているので、そのことが担保になるとは思いますが。

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【第4号 (テロ活動防止に関する条項)】
イ、テロ活動による被害の発生・拡大の防止(以下「テロ活動防止」という。)のための措置又はこれに関する計画若しくは研究
ロ、テロ活動防止に関し収集した国際機関又は外国の行政機関からの情報その他重要な情報
ハ、ロに掲げる情報整理又はその能力
ニ、テロ活動防止の用に供する暗号

「スパイ」防止項目の「テロ」バージョンですね。破防法をひっくるめて改正したようなイメージでしょうか。
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さて、ここまで見てきたとおり、おおむね妥当な秘密保護がなされるわけです。この法律によって「テロリスト」と「スパイ」は生きづらくなるでしょうね。知名度のある人間が公に反対でもしようものなら、まず間違いなく公安にマークされるでしょう。濫用に関しては実運用の中で、問題となる事例が発生したらその都度国訴し、修正させていくしかないでしょう。何を秘密とするかはある程度明記されているので、マスコミの「知る権利ガー」とかには騙されない方がいいです。防衛機密体制がおろそかになっている方がはるかに問題です。

長くなりましたので、続きは後日にしていきたいと思います。

特定秘密法案を正しく運用していこう!という方は是非ご協賛ください!

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日本版NSC、秘密保護法案が非常に話題になっていますね。今日は万難廃してまで法律を成立させ、そこまでして防ぎたいスパイという存在について考えてみたいと思います。


孫氏の兵法-用間編- より
http://sonshi.roudokus.com/sonshi13_00.html ← 参照URL(孫氏の兵法 音声付様)

①間者(スパイ)を使って敵情をさぐる
およそ十万の軍隊を動かし、千里も先に遠征となれば、民衆にとっても国家にとっても日に千金の出費となり、内外が騒ぎとなり、普段の業務にあたれなくなる者が七十万家にもなる。

⇒総力戦なんてやったら、国の経済がピーピーになっちゃって、争い事が生まれますよ。

数年ぶんの出費で一日の勝利を争うのである。そんな状況で、たかが自分一人のわずかな地位や収入を惜しんで敵情を知ることをしないのは、話にならない。司令官にふさわしくない。君主の補佐などできようものか。そんなことでは勝利をおさめるなど、ムリである。」

⇒だからあらかじめ間者(スパイ)を使って、相手を崩しておくんよね。それをしない司令官は無能、駄目、用いるべきじゃない

聡明な君主と司令官は戦争に勝つに、まず敵情を知るべくつとめる。敵情を知るには、鬼にも神にも頼るものではない。過去の事例から考えられることでもない。なにか尺度があって計測できるものでもない。間者(スパイ)を使って、敵情をさぐるしか無い。」

⇒賢い君主や司令官は情報戦に勝つことを徹底するのです。偶然の勝った負けたはやりません。

②5種類の間者
間者には以下の五つがある。これら五種類が同時に動けば敵から悟られることは無い。 まさに無敵。君主の宝である。

・郷間…敵国の地元民を使うもの(例:テレビ、新聞を懐柔するとか)
・内間…敵国の役人を使うもの(自衛隊員、公務員を懐柔するとか)
・反間…敵国の間者を逆に利用するもの。二重スパイ。(例:偽情報つかませるとか)
・死間…偽の情報を敵国に流すもの(政府公式発表で嘘をつくとか)
・生間…敵国内に潜入し、情報を掴んで本国に戻ってくるもの(いわゆる典型的スパイ)

③間者の資質
軍隊の中で、間者ほど信頼の必要とされる職種は無く、高い俸給を与えないといけない。とことん秘密厳守なことだ。人徳のある者でないと、勤まらない。仁義のある者でないと、勤まらない。微妙な心遣いができないといけない。微妙で繊細な職種といえよう。戦争のあらゆる場面で、間者は活躍する。万一、間者が情報を誰かに漏らしたら、その間者はもとより情報を聞いた者も、殺さないといけない。

誰の目から見ても「スゴイ人」こそがスパイになれるということ。裏切りをするような人間はかえって敵に利するので、絶対に駄目。もし、ヘマしたら?ぶっ殺だよ。

④間者を使って敵の情報を探る
攻撃する場所や城や人物を定めたら、それらを守る大将・左右の将軍・関係する役人らの姓名をまず知る必要がある。間者を使って、それらを調べるのである。

日本を攻撃したいと思ったら、法律を作る国会、政治を行う内閣、さらには裁判官、世論に力を持つマスコミ、実行部隊である自衛隊の内情を知るように努める。

⑤二重スパイ
敵の間者が自軍の中に入り込んで諜報活動をしている時は、これを厚遇して、こちら側につかせる。そして反間…二重スパイに仕立てる。反間…二重スパイを得ることができれば、敵国の地元民や役人にも内通者を育てられるので、敵国に偽情報を流すことも容易になる。そうすればいよいよ敵国に間者を潜入させる。このように、郷間、内間、反間、死間、生間…五種類の間者の違いは、君主たるもの、熟知しておかなくてはならない。すべての諜報活動の起点は反間…二重スパイを得ることであるから、反間はよくよく厚くもてさないといけない。

だから、裏切らない人、人徳にすぐれて尊敬を集める人こそがスパイになれるのである。

⑥間者を使いこなせるのは聡明な君主や司令官のみ
その昔、殷の国が起こった時には、後の名宰相イシは、敵国の夏にいた。周の国が興った時は、後の名宰相リョガは、敵国の殷にいた。これは聡明な君主や司令官のみが知恵のある人物を取り込んで間者に仕立てられるという実例であり、こういった場合、必ず大成功を収めている。間者の存在は軍隊の要であり、全軍がそれに従って行動するのである。

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世に名声のあるインテリゲンツィアこそがどうにも怪しい場合があるということを示唆していますよね。いわゆる世論を作り上げている大元にいる人物、それはスパイかもしれません。

今までの日本はこの手練手管のスパイ活動に大して、ノーガードオープンスタイル戦法を取ってきたわけです。「表現の自由・知る自由」と「国家を崩壊させない義務」、鼎の軽重を問えば、どちらがより重要かはわかりますよね。

当たり前の防御が、当たり前のように出来る世の中に一歩近づいたのだな・・・と感じます。


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