海外駐在になると、多くの人は同じキャリアを思い描く。
海外で数年間働く。
経験を積む。
そして帰国する。
私自身も、それが当たり前だと思っていた。
実際、駐在制度は帰国を前提として設計されている。
だから「帰国」は特別な選択ではない。
予定どおりのキャリアだ。
一方で、「現地雇用」という選択肢について話題になることはほとんどない。
少なくとも、私の周りではそうだった。
現地雇用という言葉自体は知っていても、
「同じ会社で切り替える」
という発想を持っている人はほとんどいなかった。
だから、「帰国するか、会社を辞めるか」の二択だと思っている人も少なくない。
もちろん、現地雇用は誰にでもできるわけではない。
会社の事情もある。
ビザの問題もある。
現地法人に必要とされることも大前提だ。
それでも、
「そんな選択肢もある」
ということを知っているかどうかは大きい。
私も最初から現地雇用を目指していたわけではない。
でも、「そんな道もある」と知っていたから考えることができた。
知らなければ、最初から選択肢にすら入らなかったと思う。
このブログを書いている理由の一つも、そこにある。
現地雇用を勧めたいわけではない。
海外に残るべきだと言いたいわけでもない。
ただ、
帰国以外の選択肢も存在する。
そのことを知っている人が一人でも増えれば、このブログを書く意味はあると思っている。