★「インターネットを活用したラジオ視聴アプリの普及」とは書いてありますが、ホントのところは運営費用の削減なんでしょうね?
NEXCO西日本のニュースリリースは下記です。
高速道路のトンネルの多くではラジオの再送信のほかに、携帯電話の中継設備も設置されています。これらはいずれもLCXケーブルと呼ばれる特殊なケーブルをトンネル内に張り、そこから外のアンテナや専用基地局に電波を中継しているのですが、LCXケーブル設置は非常に高価なため、2重投資になる?ラジオ用を廃止しようとしているのでしょう。
なお、トンネル内の携帯電話に関しては、区間によってはトンネルの外から指向性アンテナで電波を吹き込んでいるもの、電波条件がよい短いトンネルでは特別な設備を設けず、外の電波でそのまま通信しているところもあります。
スマホで普及が進むradikoやらじる★らじるを使えというのは分かりますが、高速道路や鉄道のトンネルでは、多くの区間で停電時には携帯電話が使えなくなることは、意外に知られていません。
参考:NTTドコモ発表の「停電時に携帯電話がご利用いただけない場合がある施設一覧」
関西地区の具体的な施設名は下記を。
https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/area/outage/kansai.pdf?ver=1762219623
まぁ、停電時も鉄道では車内アナウンスが、高速道路では情報表示板や緊急スピーカーなどで情報は流れてくるとは思いますが、猫も杓子も携帯電話ばかりをアテにしていると、困ることになるかもしれませんよ。通信経路の多重化は個人も会社も災害対策の基本なのですが、それも経費削減のために犠牲になるのか??
一般道トンネルでもラジオの再送信をしているところはありますが、この流れが高速他社や国道等にも広がると、クルマからカーラジオが消えるのもそう遠くないのかもしれません。
