NHKワールドラジオ「中国人スタッフ」の不適切発言問題 | 【ほぼ月刊】朱美のトランス雑記帳2019

【ほぼ月刊】朱美のトランス雑記帳2019

京都在住のMTFトランスジェンダー・あけみが、気まぐれにお送りする戯言集。(コメントは受け付けておりません)

★先週、夕方のNHKラジオ(通常の国内向け)を聞いていたら、本来は番組宣伝や交通情報が入る時間に突然、5分間ほどこの件についての報告とお詫びのメッセージが淡々と流れてきてびっくりしたのですが・・。

 

 

政治的な問題がいろいろ絡んでいると思いますが、ここではあえてそちらには触れません。ただ、このお詫び放送の中でも「AI音声によるアナウンスの活用」みたいな改善策が取り上げられていたのですが・・それが分かっているのなら、なぜ自動音声を使わない??

 

今は国際放送は衛星やインターネットでの配信、対象国の国内放送を使った配信が主流になり、昔からの短波や中波による国際放送を行なっている国は少なくなって来ています。ただ、インターネットや対象国の国内放送、衛星を使う方法は、相手国の事情により通信や配信が遮断される恐れがあります。

 

だからこその、相手国のリスナーに直接届けられる地上波ラジオでの放送を行なっているのですが、現場のアナウンス担当者が原稿と違う内容を故意に流してしまったら、どうしようもありません。お便り紹介やトークショーのような番組ならともかく、ラジオのニュースは外部スタッフなど使わずに、NHK職員が原稿データをコンピュータに投げて、合成音声で流してもいいのでは??アナウンス担当の人件費も削減できますし。

 

ただ心配なのは、合成音声化するとニュース番組そのものがなくなってしまうのでは?NTTの天気予報サービスも、かっては人間が読んだものが各地方ごとに流れていましたが、いつからか全国で同じ合成音声になってしまい、このサービスそのものも廃止が決定しています。

 

同じように、高速道路のハイウェイラジオ(中波の1620KHzで流れてたやつ)も、かつては各拠点ごとの人読みだったのが合成音声になり、これも廃止の運命に。各地の灯台から発信されていた船舶向けの気象通報(1670KHzと2019KHz)も、各地の個性あふれる人読みの通報だったのが、これも順次合成音声になり、結局は廃止されてしまいましたから。