★性同一性障害がメジャーな疾患として認識されて、もうかなりの年月が経つのですが・・この業界に長くいると、実際に「手術してオンナになったけれど、思っていたものではなかった」とか「オンナとして生活してみたけどうまくいかなかった」という話は、ちょこちょこと耳にします。
Yahoo!ニュース・国内(3/1)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180301-00000077-asahi-soci
Anno Job Log(3/2)
http://d.hatena.ne.jp/annojo/20180302
もちろん、いわゆる「ジェンダークリニック」など、性同一性障害を扱う医療機関では、日本精神神経学会が定める治療のガイドラインに従い、治療に関しては様々なチェックを行ない、誤診のないようにはしているのですが、性自認については記事にもあるようにずっと変わらないものではなく、治療の途中で揺らぐことも少なくないようです。
特に、若い人の場合はその揺らぎが大きく、また近年若い患者さんが増えている事情もあるので、あまり取り消しが乱発されるのは問題があるにせよ、もし性自認が揺らいだり、いろんな事情でどうしても望む性別での生活がうまくいかない場合には、性別変更の取り消しが認められることが望ましいかもしれないです。今後、同じようなケースでの判断に注目したいです。