このデッキ、まだアナログTV放送が行われていた2006年ごろ、西大津のイオンで25000円ほどで購入。アナログテレビ放送終了後も、VHS>DVDのダビング用や、地デジチューナーを外付けし、DVD-RWディスクを使って緊急時のバックアップ録画用に活躍していました。
こうした古いAV機器は動作可能状態を保つために、定期的に電源を入れ、テープやディスクをかけて作動させるのですが、先週いつものようにお気に入りのエロビデオをデッキに挿入して巻き戻したところ、テープが出てくるときに中から異音が。よく見ると、テープがデッキの中に巻き込まれたまま、カセットが飛び出してました。

↑SUEDE(船井電機製)のDHS+DVDデッキ、DRG-200AE1。絡んだテープを取り出すため、カバーを開けたところです。
これは一大事、さっそく上に載せているBDレコーダーをどけて、カバーを外してテープを救出。その後、状況を確認するために同じ動作をさせてみました。VHSデッキでは、早送り巻き戻しやテープを取り出すときに、ヘッドドラムにかかっているテープを外すのですが、この動作がうまく行なわれていないようです。ヘッド周りを再度、確認してみると・・

↑画面中央の、銀色の丸い部品がヘッドドラムです。その両側の茶色い溝の中を、テープをかけ外しするアームが動くのですが、右側のアームの中心を止める部品がなくなっていました(恐)どうも、これが原因のようです。ちなみに、古い機器でよく問題になる電解コンデンサですが、幸いにも1個も外観上は問題なしでした。
修理に出すにも、もうメーカーではサポート期間が過ぎていて、部品は残っていません。幸いにも、もう1台のVHSデッキは無事なのと、DVDドライブはまだ動くので、VHSは使わずにDVD側だけでしばらく使うことになりそうです。
購入からもう10年、今までにも電源部ファンにゴキブリが噛み込んだり(!)、DVDドライブが埃で読まなくなったり、細かい故障はありましたが、よくぞここまで動いてくれました。