日本初のWindows Mobileスマートフォン「W-ZERO3」発売から10年。 | 【ほぼ月刊】朱美のトランス雑記帳2019

【ほぼ月刊】朱美のトランス雑記帳2019

京都在住のMTFトランスジェンダー・あけみが、気まぐれにお送りする戯言集。(コメントは受け付けておりません)

★技術の進歩が速すぎるのか、正直なところ「もう10年も経っていたのか?」と思いました。

すまほん!(12/17)
http://smhn.info/201512-w-zero3-10th-anniversary

わたしはdocomoに来る前に、DDIポケット>WILLCOM(現:ワイモバイルPHS部門)と、PHSを10年近く使っていたのですが、その最後にアドエスを2台使っていましたので、↑の記事を読むとそのころの思い出が、いいことも悪いことも苦労したことも、いろいろ湧き上がってきます。

わたしが初代W-ZERO3を初めて見たのは、これもいまは亡き、京都・寺町電気街に当時あった、Joshinのパソコン専門店・J&P京都寺町店。

新商品発表会で、マイクロソフトの宣伝員さんがいろいろ説明してくれたのですが、そのとき電話型PHS+ザウルスやカシオペアでメールやWebを使っていたわたしは、オールインワンでネットが使え、キーボードもMSオフィス(といっても機能限定のモバイル版ですが)もいけるのに、ずいぶん驚いた記憶があります。発熱がひどくて、手に持つとずいぶん熱かったことも・・。

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↑当時使っていた、ウィルコムのPHSスマートフォン「アドエス」(左側2台)、docomoに来て初めての端末、SC-01B、そしてその次に買ったandroidスマホ GALAXY S2(SC-02C)。

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↑アドエスのスタートアップ画面。

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↑Windows Mobile OSで動いているので、起動時にWindowsのロゴが出てきます。タッチパネルはもとより、テンキーにもWindowsボタンがあります。アドエスと、その前のW-ZERO3esは、テンキーとタッチパネルとスライド式のフルキーボードを備えた、数少ないスマホです。

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↑すまほん!の記事では、W-ZERO3はアドエスになって動作が安定した、と書いてありましたが、なんのなんのうちのはよく落ちました。画像をよく見ると、フルキーボードの左側に小さく、リセットボタンがあります。これをボールペンなどで押すと即座にハードウェアリセットがかかりますが、当時のOS状況を物語る、いい見本ですね(笑)

Windows Mobileスマホは、今のiPhoneやアンドロイドスマホのように、買ってきてすぐに満足に使えるものではなく、アプリや設定変更でカスタマイズしたり、挙句はPCのようにレジストリを編集し、パフォーマンスの向上や機能追加をしたりして、やっと快適に動かせる、駄々っ子のようなスマホでしたが、そうして自分好みにカスタマイズして育成?してゆく過程が、まるでクルマやバイクのカスタムのようで、しんどかったけど今となっては楽しい思い出です。

さて、Windows10の登場とともに、日本でもWindows搭載スマホが再投入されていますが・・かつてのような人気を得ることができるのか、今後の動向に注意したいところです。