妻と旅をしていると

夕焼けの数分間もショータイムになる

寄り道したカフェの

屋外デッキは特等席


夕焼けはブルーモーメントとは

違うかもしれないが

オレンジとブルーの

コントラストが綺麗だ


(iPhoneにて撮影)

デッキのテーブルも椅子も

私たち二人もオレンジに染まる


15分間のショーに目を奪われる

「夕陽が綺麗でご飯三杯いける」

そう口にすると

「もっとムードのある表現にして!」

と叱られる


「こんな時はもっと気の利いた言葉を考えてよ…じゃなきゃ黙ってて!」

手厳しく諭された(汗)


熟年夫婦の私たち

30年目の再会後は決して

そんな事は言わなかった


最近、ロマンチックな演出を欲しがる

夕焼けのショータイムは

ワイヤレスイヤホンを片耳ずつ…

妻のプレイリストに入っていた曲


曲の歌詞に

「誰の人生だ、誰の人生だ…」

と連呼する

妻が日本に戻ってから

好きで聴いていたbacknumber


ここ数年はNEWS中心だったが

今回の旅は合間に聴いている


初めて聴くが

妙に不思議な心持ちになる

『新しい恋人達に』

最近の月9に流れる曲らしい


美しい風景

素敵な歌詞の曲

美味しいパンケーキとキャラメルラテ


滅多に出会えない夕焼け空には

いつもより気の利いた言葉が必要みたいだ


どうも昭和生まれの

チューネンハントには

加山雄三が憑依してしまう(笑)


「幸せだなぁ…」

「君といる時が一番幸せなんだ」


これはまたこれで

「ベタ過ぎ!」

と気分を損ねそうだ


妻の時々顔を出す

〝乙女心〟がわからない(笑)