日曜に我が家に遊びに来た妻の知人

以前の勤務先の事務の女子

 

妻がNEWSのファンになった時からの

大先輩であり、師匠的な立場だ

 

妻が辞める数カ月前に結婚で退職している

妻とは送別会以来の再会だという

 

「彼女、旦那さんの実家で同居してるから、その相談かな?」

久しぶりに尋ねたいという連絡が入った時、妻がそう予想していた

 

32歳で二つ年下の長男と結婚

そのまま都内で暮らす彼の実家で同居している、家賃の負担がないからという判断らしい

 

「嫁、姑問題?」

その実家には彼女と同い年の姉もいる

「嫁VS姑、小姑かあ?」

つい興味本位で呟いてしまった

 

しかし…

尋ねてきた彼女は予想を裏切り

快適すぎる”同居暮らし”を自慢するのだった

 

NEWSの会報誌に載せたいくらいの

理想的で奇跡的な環境なのだ

 

彼女は妻の師匠だから大のNEWSファン

旦那さんの姉は4人時代からのまっすーファン

その影響で母親もファンとなり加藤くん推し

リビングの本棚には彼の著書がずらり並んでいるとのこと

 

お嫁さんも姑さんも小姑さんも全員がNEWSファン

姦しいチームNEWSが同居している

 

 

この家の主導権はすべて女性陣が握っている

チャンネル権を含め全てである(笑)

 

昨年からはライブには今まで参戦してなかった母親までお嫁さんと一緒に三人で参戦しているという

メトロック大阪にも女三人旅だったらしい

 

先日のLucky Fesも途中まで長男を運転手に遠出している

 

彼女は大学時代の同級生にも病院の職場にも

周囲にNEWSファンが一人もいなかった為

いつもさみしくイベントは独り参加だった

 

それが嫁いだ先の姑さんと小姑さんが

自分に匹敵するほどの大のNEWSファン

 

はしゃぎながらその話題を語る彼女にとっては今までの寂しいファン生活とは一転した幸せな環境だというのだ

 

その幸せの陰で旦那さんはさぞ寂しい思いをしているだろう…

話を聞きながら旦那さんのことを心配した

 

「こうなったらご主人もNEWSファンになってしまえば平和的解決だな」

そう私が口にすると彼女は

「そうなんです、今日はその相談なんです」

私の言葉に反応し尋ねてきた理由を説明した

 

「先生(妻のこと)の旦那さんの協力でうちも仲間に入れたいんです」

 

話を聞くとまた偶然にも旦那さんは後輩が勤める出版社に勤務しているのだ


勤務していた病院の医師の著書を担当していて病院に通ううちに彼が一目惚れして交際が始まったというのだ


途中で、後輩に電話をすると

「デジタル推進の部署にいて真面目な青年です」

彼の担当は電子化が遅れている後輩の会社の力を入れているという部署だった

 

この後輩の性格からすると…

真面目という表現は誉め言葉でもあり

逆に面白くないという意味でもある

 

「彼の趣味は?」

彼女に尋ねると

「自分でプログラムを作成すること…」

趣味というよりは仕事が趣味、趣味が仕事ともとれるまさに真面目なタイプだ

 

音楽はジャズばかり聴いていたそうだが

大島優子がAKBにいた頃だけ推し活をしていたとお姉さんから聞いたとのこと

 

最初尋ねてきたときに私も第一印象が

「大島優子に似てるな!」

そう感じたくらいだから

彼の推し活は彼女と結婚して完了した(笑)

 

いずれにせよ強制的にファンにするのは無理があるから少し戦略を練る必要がある

むしろ帰宅すると毎日”姦しい”NEWSファンがいるから逆にアレルギーになってしまうのではないかと心配する

 

世の中の同居する長男が一番心労が重なるはずの「嫁、姑問題」が全く発生しないのだから幸せな長男だ

 

世の中の長男の嫁が皆、羨ましがるこんなエピソードもあるのだと改めて感心した