前回の続き

某印刷会社のNEWSファン女子の営業訪問

 

アポの時間より20分前にオフィスの玄関前にいる彼女を予定に合わせて帰社した私が見つけて少し早めの会議室での打ち合わせ



私の気持ちは既に彼女の会社との取引を再開することを決めていた

この会社との取引を停止してからは複数の印刷会社やネットの印刷サービスを利用していたが忙しくなる前にどこか一社との取引に絞ることを考えていた

 

NEWSファンの担当者がいるから無条件で決めるわけではない

過去のミスを教訓に更に厳しい条件を課すことも忘れなかった

しかし、この誠実そうな女子は経験も十分でその条件もクリアできそうだった

それと…

私からすると大先輩のNEWSファンだ

 

最初はガチガチに緊張していた彼女も私の最初の「誰のファン?」と推しを尋ねると「箱推しです!」と胸を張って応えるのだった

9人の頃からのファンという事で歴は20年以上だ

彼女曰く…

当初は山P推しだったそうだが4人になってからも応援しているうちに純粋にNEWSというグループを大好きになったという

今の三人のNEWSが歴代で一番愛情を注いでいるように感じているらしい

 

一通り仕事の話をしてからNEWS談義となった

「常務の条件少し聞いたんだが…」

と話を切り出すと

「有給は全部許可する、CD・DVDを買ってくれる」

彼女にとっては最高の条件だったというのだが

NEWSをネタに特別扱いをしてもらうのは辞退したらしい

 

「CDやDVDは自分で買います!」

「有給も今まで通り後ろめたい気持ちで前後の仕事の調整をしながら取らせていただきます」

「有給を取るのは正当な権利ですから!」

そうきっぱりというのだった

 

高校を卒業してこの会社に入社して今年で20年だというアラフォーの彼女は仕事とプライベートを公私混同するのは好きでないようだ

クライアント側の私の方が完全に公私混同しているのに気が付き恥ずかしくなった

私のその様子を感じたのか彼女は

「それでもこんなチャンスはNEWSのお陰ですから、感謝です」

 

それからは楽しい楽しいNEWSの話題ばかりの会話が弾んだ

 

ライブは毎回当選すれば複数会場参戦

昨年のドームにも一人で参戦したとのこと

 

驚いたのは我が社が東京ドームやメトロックに参戦したことも詳細に知っていたのだ

それだけでなく社員全員がNEWSファンで私たち夫婦のこともである

 

「実は…」と彼女が理由を説明してくれた

私のブログでこの話題を投稿した日にそれを見た彼女の友人から連絡があったというのだ

「このブログで登場している印刷会社ってあなたの会社じゃない?ということはあなたのことだったりしない?」

それを聞いて驚いた彼女がチューネンハントの一連の投稿を全て読んだらしい

 

それで全てを把握して今日に臨んだのだった

 

もちろん、このブログも彼女は見るだろう

業界内では気難しいと囁かれている私の今の本性だ(笑)

 

最後に彼女が説明してくれた

「うちの常務、あの日凄い勢いで私の勤務する制作室に飛び込んできたんです」

「君は今でもNEWSのファンなのか?」

「◯◯という会社を知っているか?」

「◯○の会社のトップが大のNEWSファンなんだ!」

「担当になって取引を再開できるよう頑張ってくれないか」

「NEWSの有給なら全部許可する」

「なんならCDもDVDも私が全部買ってあげるから…」

息を切らしながらそう言っていたらしい(笑)

 

私は彼女に

「CD、DVDが常務のポケットマネーならたくさん買ってもらうといいよ」

そうアドバイスした

NEWS経済が少しでも潤うならそれも良い

夜の片町(金沢の繁華街)通いの彼からたっぷりNEWSに貢いでもらおうじゃないか…

 

会議室で二人で大爆笑だった