最近、私の仕事界隈での噂…
チューネンハントは
NEWSのことを褒めると
機嫌が良くなる
という話である
もちろんシビアなビジネスの世界で
そんな単純なものではない
と言い切りたいが実は…
「その通りだ!」
夕方、年長のスタッフから
「こちらの社長は旧ジャニーズのNEWSの事を話題にしたり褒めたりすると途端に機嫌が良くなると聞いたのですが…」
って◯◯印刷の常務がボスが先週東京滞在だった時に相談してきたんですが
と報告してきた
◯◯印刷は一昨年、些細なミスが頻繁に繰り返された為、今は取引していない外注先だった
独立時からの付き合いだったが、経費節約を徹底した二代目社長になってから古参の社員が何人か辞めて仕事が杜撰になっていた
唯一残る先代からの常務とは古い付き合いだ
彼は厳しくビジネスにシビアな私を昔から知っているから〝そんな噂〟は絶対に信じないはずだ
仕事に私情を持ち込まない典型的な人間だという事を痛いほど理解しているからだ
「なんて応えたんだ?」
私が尋ねると
「既に有名な話ですから、否定はしませんでした(笑)」
「ただ疎遠になっていましたから疑心暗鬼のまま理解は出来ているようには見えませんでした」
スタッフが言う通り、彼とは以前の勤務先からの付き合いだから多分、理解できないだろう
ある意味、ビジネス上では冷酷さも私の特徴のひとつだった
ON とOFFでは別人だと当時は評判だった
スタッフが続ける
「その◯◯印刷の制作室の女子から今朝〝その件〟で問い合わせがあったんです」
どうやら理解できずにいる常務から何か相談でもされたのだろう…
その相談がとても面白い相談だったそうだ
「その彼女は社内外で有名なNEWSの大ファンで毎回ライブの時は当日の前後含めて有給をとるらしいんです、その度に上司とはひと揉めあるらしいです」
それを聞きつけた常務からNEWSのレクチャーを頼まれて戸惑っているという
結局は彼女が当社の担当として〝取引再開〟の役割を担う事になった
面白いのはその内容だ
取引再開と業務が軌道に乗るなら
「NEWSのライブは経費で出す!有給は全て認める」
と言われたというのだ
彼女が意味が分からずにいると常務から
更なる提案が
「CDだろうがDVDだろうが好きなだけ買ってやる!」
そう言われた時の彼女の顔を想像してしまう
戸惑いながらも何と嬉しいご褒美だろう
その彼女からアポが入っている
もちろんスケジュールを調整するつもりだ
面白いエピソードになりそうだ
アポは水曜日の午後になった
水曜日につづく…