突然の雨に降られた時の傘は助かる

以前このブログの「傘のエピソード」

過去に突然の雨に降れら困っていた時に

見ず知らずの人に傘を借りてから自分も普段から車に数本ストックして困っている人に傘を提供するというエピソードだ

 

昨日、地元に戻り実家に顔を出すと

玄関に”見覚えのある傘”を見つけたのだ

 

柄のところに薄く剥げた千社札の跡

「~ネンハント」

昔私が使用していた傘だ

 

既にこの千社札の傘は使っていない

車にもこの時代の傘は積んでいない

 

母親に尋ねると…

「GWの合間に病院の帰りに突然雨に降られ、知らないお嬢さんにもらった」

と言うのだ

「返却するから連絡先教えて…」

と母が言うとその時その彼女が

「私も以前、雨に降られたときに通りすがりの車の方にお借りしたんです」

とそう言ってくれたとのこと

 

この千社札は作成したときに身の回りの物に貼りまくっていた(汗)

剥げ具合から想像すると数年経過しているようだ

 

当時、私も雨に降られた誰かにあげたものだろう

それが回りまわって偶然、母に戻ってきたのだ


詳しく聞くと病院近くのクリーニング屋さんのようである

駐車場が工事中でタクシー乗り場まで少し歩く必要があり突然の雨に困っていた時だったという


数百円のビニール傘だけど

彼女は大切にとっておいてくれたのだ

もしかすると何人かの役に立っていたのかもしれない

ビニール傘だから貸す側も借りる側にも負担にならないからかもしれない


自分がそんな経験をすると

誰かにもしてあげたくなる

そんな連鎖がとても尊い


優しく人たちの手から手へ

良い旅をしてきたんだ…

多少くたびれてるが

この傘が大切な宝物になりそうだ