ようやく能登の友人のもとに行くことができた

 

彼の自宅は断水、停電が続いているが

彼の実家では避難所より便が良く暮らせていた

 

というのは古い家なので

囲炉裏がありそれで暖も取れ料理もできる

断水で一番不便なトイレに関しては

汲み取り式の便所、いわゆる”ぼっとん便所”だ

 

近くの避難所から頻繁にトイレを借りに来る女性が訪れていた

彼の奥さん曰く

「普段は避けていたが災害時にこんな頼もしいトイレはない」

年末に汲み取りをしてもらった関係で容量には十分な余裕があるという

 

現代社会では不便な古民家だが

災害時にはとても頼もしい存在だ


(古民家イメージ)

地震の当日から周囲では停電、断水、下水道の停止が続いているが

明かりは行灯、トイレは汲み取り、囲炉裏で料理もできている

生活水はもともと井戸水なのでこの地下水に影響はなかったらしい

だからお風呂も薪で沸かしているので入浴も可能なのだ

 

本震で多少建付けに影響は出ているようだが

柱も梁も年代もので見た目は頑丈に見える

 

 

耐震上は完ぺきではないが

震災後の暮らしには不便さは少なくて済んでいる

 

カセットコンロやストーブ用の灯油などを運んだが

「俺の家には必要ないから避難所用にもらっていいか?」

と口にするくらいだった

 

古民家の自給自足…ライフスタイルで昨今、楽しんでいる方がいるが、災害時にこんなに強いという事を改めてしったのだ

昭和の時代の古い家は細い柱に瓦屋根でほとんどが倒壊被害を受けているが…

 

”もっと古い古民家”は太い柱や梁に茅葺?の軽い屋根なのだ

ある意味、地震にも強いのかもしれない

 

頑丈さだけでなくライフライン(電気、水道、ガスなど)も災害に強いようだ