久しぶりに地元に戻り

能登半島の取引先や知人を訪ねた


奥能登のある知人から聞かされた話だ

「どこかの報道カメラマンらしき人が、多分、その上司から大声で怒鳴られていた」

たまたま隣にいたのでその会話の一部始終が聞こえてきたというのだ


「もっと大地震の被害が伝わるような写真を送ってこい!」

スマホから漏れる声は辺りにもわかる音量だ


私も心配になって新聞やネットで地震の報道をくまなく目を通していた


甚大な損害だ…

崩れた土砂で塞がれた道路

押しつぶされた家屋

大きな岩が大量に崩れた崖


どの報道にも扱われている写真だ


『被害がこんなに大きいんだ』

と訴えたい…

そんな思いの地元住民がいる


一方で

『被害はあったが影響は最小限』

と訴えたい…

そんな思いの観光業界の方もいる


前回(2007)の地震を経験してあらゆる面で地震対策を施してきたホテル、旅館は被害がなかったり最小限で済んでいる

しかし…連日

大量のキャンセルの連絡が届いている



地震発生から5日後の朝刊一面


地震報道にはその両者の思いがある

私が直接、現場で感じたのは

後者の方である


甚大な被害の写真は限られた場所ばかり

前回の地震の教訓を活かし弛まぬ努力と工夫で乗り越えてきたのだ


報道は得てして被害の状況を見る人の感情を刺激する為に偏ってしまう時がある

余談だが…

既に片付けてしまった瓦礫をもう一度、戻して撮影するカメラマンも少なくないと聞いた


地震報道には

『大変な被害だった』

と伝えたい人

『大丈夫です』

と伝えたい人


両者が存在してどちらも間違えていない

現地でそう感じている


早朝、都内も揺れた…

妻から連絡があった


奥能登だけが地震が起きやすいのではない

日本は地震列島である

目覚めたついでに投稿してみた