都内の桜が満開だ
仕事の予定を変更して
妻と満開の桜を楽しむことにした
還暦を過ぎて
仕事をそこそこに…
二人の時間を大切にすると決めた
退職して現場を離れた妻と満開の桜を楽しむ
少し汗ばむ日差しのもと
〝人の賑わいを避けて〟
少し離れた桜並木を見つけた
〝人の賑わい…〟と表現に訂正した
最初は
〝人混みを避けて〟と書いたが
妻の細かな指摘を受けたからだ
「人ゴミと聞こえるのが耳心地が悪い」
との事だった
「言葉って漢字の表現より聞こえるニュアンスが大切に感じるから…」
最近、よく注意されるようになった
インドア派の彼女は大勢の人の流れが苦手なのである、だから花見で賑わう公園は敬遠する
いつもの散歩コースに〝短な〟桜並木があるのを見つけていた
ランチをとった後に寄ってみると
満開だった
近所から来たであろう老夫婦が一組だけ
満開の桜を楽しんでいた
70代くらいの夫婦だったが大きなカメラで互いを撮りあっていた
周りに誰もいないのでポーズをとって…
とても楽しげだった
その後軽く挨拶と会話をして
互いの夫婦を撮りあった
老夫婦のカメラは古い一眼レフカメラ
フィルム式だった
出来上がりの写真をくれるというので
住所を交換するとわりとご近所さんだった
〝賑わいを避けて〟辿り着いた先で
楽しい出会いに恵まれた
この老夫婦ならではの辺りの楽しみ方を
伝授頂けたのだ
また二人の散歩が楽しみな日課になりそうだ
