「アヤコちゃんから聞いたわよ…」
昨夜、美魔女からの電話で開口一番にそう言われた
「美里ちゃんと”恋人の聖地”でツーショット写真撮ったんですって…」
「いつ、撮ったの?」
「お揃いのシューズだったんですって?それもピンク…」
芸能記者のようなそぶりで次々に質問を投げかけてくる
しかし、美魔女には詳しく説明することはできる
「たまたま一緒にランニングした時にいつものコースを外れて休憩した公園に…」
あったことをそのまま説明した
「”恋人の聖地”ってのが問題ね…」
「それに… 」
「あなたの笑顔いつも以上に輝いて見えたわ…」
「笑顔が”武器”のチューネンハントの中でも最高の笑顔だったわ…」
「小麦色の肌に”白い歯”…写りも若く見えてるしね…」
「また、二人ともスタイル抜群だから、なおさらよ…」
心の声:何故、そんなに詳しく見たようなことを言ってるんだろうか
「ああ…美里ちゃんに見せてもらったから…今日、美里ちゃんの歯医者さんに寄った時にね…」
最近、美魔女は彼女たちの相談相手になっているようだ
アヤコちゃんにも美里ちゃんにも時々、相談されているようだった
もちろん、チューネンハントとの”関係”は知らせてはいないらしい
未婚の美魔女も普通に結婚していたら彼女たちのような娘がいてもおかしくはない
事実、彼女たちの母親とはそう歳は変わらない
昨夜の美魔女からの電話の目的は
「おしゃれなテラスで食事できるお店見つけたの…三密でないし夜風も心地よいからどうかしら?」
「もしよかったら、彼女たちも誘って…」
「何を企んでるんだ!それじゃ違う意味で”三密”になるよ!」
「あらっ、いい機会だからちゃんと誤解を解いた方がいいと思ってよ…」
やはり美魔女には叶わない
驚くことに、既に彼女たちには約束しているとのことだった
アヤコちゃんの娘ちゃんを実家に預ける確認もできていた
最初から三人で予定は決まっていたようだった
ということで
週末金曜日の今夜…
この宴が開催されることになった

