社会人になったばかりの頃…

 

BARのカウンターで

 

「いつもの…」という常連に憧れたことがある

 

 

それが今では

 

「いつものでよろしいでしょうか?」

 

と言われる常連になっている そして…

 

常連だからこその常連のマナーもある

 
ただ常連ぶるのではなく
 
常連だからこそ店に〝協力〟することも必要な時がある
 
例えばお店が混雑する時はさり気なく〝席を譲る〟
 
常連顔して居座るのではなく、そんな時は店の〝売り上げ〟に協力する事も大切だ
 
もともと独りでブラっと来ていることが多いはずなのだから…
 
常連だから我が儘をいうのではなく、常連だからこそ協力するのがマナーだと思っている
 
ただ単に”回数を通っている”だけが常連ではないんだと感じている
 
店側と見えない「信頼関係」が自然と構築される
 
それが真の”常連”であるべきと受け止めている
 
しばらく顔を出していないが、もう20年以上通っている店も何件かある
 
コロナ問題で既に営業を自粛しているお店のマスターから
 
「当分、無期限の休業になりますからキープのボトルお持ち帰りになりませんか?」
 
と連絡をもらった
 
 
”家呑み用”にと先月入れたばかりのマッカラン18年のボトルの持ち帰りを提案されたのだ
 
その言葉に”本当に先の見えない不安さ”を感じたが
 
「再開したら一番で飲みに行きますから…」
 
と少し励ましの言葉を添えて返答した
 
このまま互いに大切な関係でいたいと強く感じたやりとりだった