松下幸之助の哲学 松下幸之助 | ZAURUSのブログ

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素直な心が物事の実相を知り、人間の本質を生かすいちばん大切なのカギになると思うのであります。
諸行無常とは、万物流転、生成発展ということで、お釈迦様は、日に新たでなければならないぞ、ということを教えられた。
大義とは宇宙の秩序に従うことである。
真理は我々人間には与えています。繁栄はわれわれ人間にはすでに与えられている。
宇宙の秩序ということを忘れて、単に君に尽くすということだけを教えたものですから、そこに判断の基準を見失い、宇宙の秩序に反してまでも忠節を尽くすとうことになって、結局君も臣も不幸に陥る結果を生む場合が非常に多かった。
人間の小さな考えを超えて、すでに大自然の秩序にというものが厳然として存在している。
私たちの欲望を満たそうとする行いが、自分のためにも、他の人のためにも役に立つ、すなわち社会全体の繁栄、平和、幸福を少しでも進めるのに役立つものであるならば、その欲望はいわば神の意志に沿うものであり、また人類共通の願いに役立つものであって、それは正しく善なる欲望として、大いに進められるべきものになると思うのであります。
人には各々異なった生命力が与えられています。この天分を生かすことが人間としての成功であります。
天分を見つけるための強い思いと素直な心、この二つがいつも用意されている必要がある。
礼を知り、これを守ることによって、人間生活の秩序が保たれ、平和の道がひらけます。第一の例は宇宙根源の力に対する礼。第二の礼は人間には対する礼。第三の礼はものに対する礼。
生産力だけが進んでも、また、消費力だけが増えても、それは富の増大にはなりません。双方が調和しつつ高まっていくところに富の増大があり、繁栄があります。
人間性を高めるためには、人間としての働きの中心をなす知情意を育成することも大切でありますが、それにも増してこの知情意の調和を図ることが大切であります。知情意が円満なる調和を保つところにこそ、立派な人間がつくりあげられるのであります。