愛記システム概念設計:マッチングについて② | 続・ティール組織 研究会のブログ

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先までは、"愛記"についての記載で、どのようにブロックチェーンSNSに組み込んで実装していけばよいのか、概念的なところからアプローチ方法を記載していった。大まかな概念としてはひとまず終えた。次は、ブロックチェーンの概念設計といえるところまで、基本設計書に着手できるようなところまで、概念を具体化していきたい。

◆マッチングについて②

さて、先までに評価について一通り設定していった。次元への貢献度についても記載した。ここで気になるのが、マッチングについてだ。愛の行動をしたいと思っても、相手がいないとできない。どのようなマッチング方法があるか、システム設計の目線で前回は示した。今回は、それをどうやって表示させるかだ。

 

なお、単純にリスト表示にして、そのリストをクリックして、その人に愛の行動をして、そして愛貨を送信する。これが単純な流れであろう。その場合は、送信者であるあなたは、次元・科目・愛の行動レベル・内容・受信者を選択して、愛貨を送信するということで良いだろう。なぜなら、ニーズが先にあるからだ。欲しい!という人に向けて愛貨を渡すだけなので単純だ。しかし、普段の何気ない会話や行動の際に、相手に愛貨を送る場合はどうなのだろうか?その場合は、無意識レベルで愛の行動をし、相手も無意識レベルで愛を受取る。押しつけの愛ではなく、本当に心に響いたときに愛が受取られる。

 

一方、当方が提唱する愛貨は、愛の行動が欲しい人リストが公開されており、その人に向けて愛の行動をし、愛貨を受取ってもらうという仕組み。これだと有意識であり、心に響いたかどうかは関係なく、評価されたい!ということが目的で愛の行動をし、相手も評価されたい!ということが目的で愛を受取る。これって、本当に愛なのだろうか?もちろん、愛にはさまざまな形があるし、人々が愛を受け取る方法もそれぞれ異なる。一部の人々にとっては、無意識レベルで愛を受け取ることが自然であり、心に響いた瞬間が愛を感じる瞬間となるかもしれない。一方で、有意識レベルで愛を表現し、相手も有意識レベルでそれを受け取る場合もある。この場合、愛の行動や受け取り方が目的化され、評価や報酬を求める傾向があるかもしれない。

 

「愛貨」の仕組みは、このような有意識レベルでの愛の行動を促進するための一つの手段である。ただし、このシステムにおいても、本当に心からの愛が存在するかどうかは個々の行動や受け取り方に依存する。人々が「評価されたい」という欲求を持つこと自体は自然なことであり、それが愛の行動に繋がることもあるが、その行動が本当に深い愛に基づいているかは、個々の心のありようや行動の背景による。愛には無条件のものもあるが、人間関係や社会においては、様々な要因が絡み合い、愛の表現や受け取り方も多様である。「愛貨」が目的化されることで、人々が有意識に愛を表現しやすくなる一方で、本当の意味での深い愛を表現することが難しくなる可能性もあることを考慮すると、バランスを保ちながらアプローチすることが重要であろう。バランスを保つためには、以下のような方法が考えられる。

  1. 意識的な愛の表現を促す: 「愛貨」を通じて無意識的な愛の表現を促す一方で、有意識に自分の感情や意図を理解し、表現する練習をすることが重要である。愛貨を送信する前に、なぜその行動をするのか、相手にどのような影響を与えたいのかを考えることが大切である。

  2. 自己認識の向上: 自分自身の感情や欲求を理解し、自己認識を高めることで、本当の意味での愛を表現しやすくなる。瞑想やマインドフルネスの練習など、自己探求を促す活動が役立つ。

  3. 他者への理解と共感: 他者の感情や状況を理解し、共感することで、より深い愛を表現することができる。コミュニケーションや対話を通じて、他者とのつながりを深めることが重要である。

  4. バランスの調整: 愛貨を通じて無意識的な愛の行動を促す一方で、自己や他者との関係においてバランスを保つことが重要である。愛貨を送信する際には、相手が受け取りやすい形で送信することを心がけるなど、状況に応じて柔軟に対応することが必要である。

なるほど、提示の仕方をもっと工夫すればいいのであろうか?と思っている。当方が提唱する愛貨は、愛の行動をする人が、次元・科目・愛の行動レベル・内容・受信者などを選択して、相手に送信する。このプロセスをどうにかして無意識で出来るようにしたい。今は、一つ一つ選択するのに数十秒はかかる。数十秒の間に顕在意識が働いて、いろんな雑念、例えば評価されたい!とかこの人は受取ってくれるのかという不安とか、が働いてしまう。そうではなく、無意識に相手にすっと愛貨が飛んでいくような仕組みが理想である。ここに近づくにはどうしたらいいのだろうか?無意識レベルで実行できるようにするには、以下のようなアプローチが考えられる。

  1. 自動化と予測: 愛貨の選択肢を事前に設定しておき、ユーザーの行動パターンや傾向を学習し、自動的に最適な選択を予測するシステムを構築する。これにより、ユーザーが愛貨を選択する必要がなくなり、無意識のうちに送信されることが可能になる。

  2. 瞑想や訓練: ユーザーに瞑想や意識のトレーニングを行わせ、愛貨の送信を無意識レベルで行うための状態を作り出すことができる。これには瞑想やマインドフルネスの練習が役立つかもしれない。

  3. インターフェースの最適化: 愛貨の選択や送信をより簡単にするために、直感的でシームレスなインターフェースを設計する。例えば、画像やシンボルを使って愛貨の内容を表現し、クリックやジェスチャーなどで送信できるようにする。

  4. 無意識への働きかけ: ユーザーが無意識レベルで愛貨を送信するように促すためのサウンドや振動などのフィードバック機能を導入することで、意識的な選択を最小限に抑える。

これらのアプローチを組み合わせることで、愛貨の送信を無意識レベルで行う理想的なシステムに近づけるかもしれない。

 

インターフェースの最適化の一例として、DApps側の設計において、愛貨を選択し、送信するための直感的なインターフェースを提供する。

  1. アプリケーションの概要: ユーザーは自分の愛の行動を選択し、それを相手に送信することで、愛貨を贈ることができる。送信された愛貨は、相手のプロフィールに表示され、相手はそれを受け取ることができる。

  2. インターフェースの設計:

    • メイン画面: メイン画面には、愛貨の選択肢が表示されている。それぞれの愛貨は、アイコンや画像で表現されており、クリックまたはタップすることで選択できる。
    • 愛貨の選択: ユーザーは、愛貨を選択する際に、画像やシンボルをクリックまたはタップして選択する。選択された愛貨は、選択済みの状態で表示される。
    • 送信: 愛貨を選択した後、送信ボタンをクリックまたはタップすることで、相手に愛貨を送信する。送信された愛貨は、相手のプロフィールに表示され、相手はそれを受け取ることができる。
    • フィードバック: 送信された愛貨に対する相手からのフィードバックは、送信者に通知されるか、プロフィールに表示されることで、送信者が愛貨が受け取られたことを知ることができる。
  3. 実装: 上記のインターフェースは、HTML、CSS、JavaScriptなどを使用して実装することができる。愛貨の選択や送信のプロセスは、ユーザーが直感的に操作できるように設計される必要がある。

このようなインターフェースを提供することで、ユーザーは愛貨の選択や送信を簡単に行うことができ、無意識レベルでの愛の行動が促進される可能性がある。

 

また、無意識レベルでの操作を促すためには、以下のようなフィードバック機能を導入することが考えられる。

  1. サウンド: ユーザーが画像を選択するときやボタンをクリックするときに、短いサウンドを再生して無意識に注意を引きだす。サウンドは無機質なものではなく、ポジティブで心地よいものが効果的である。

  2. 振動: デバイスが振動することで、ユーザーの手や指に触覚的なフィードバックを与え、操作の確認や応答を示す。振動パターンや強度を調整することで、適切なフィードバックを実現する。

  3. 視覚的フィードバック: 選択した要素を視覚的に強調することで、ユーザーに選択したことを認識させる。例えば、選択した愛貨をハイライト表示するなどが考えられる。

これらのフィードバック機能を組み合わせることで、ユーザーが意識的な操作をせずに、無意識のうちに愛貨を選択して送信することが期待できる。

 

ニーズの表示方法

上記は、できるだけ無意識に選択できるように様々な配慮が必要な事について記載した。今度は、ニーズがあって、そのニーズをできるだけ素早く分かり安く表示させることで、マッチング率を向上させることについて記載したい。

 

当方は、分かり安い方法として、グーグルマップ上にマーカー表示させる方法を考えている。リストにしても良いが、リストであると、下の方と上の方という差が出来てしまう。そうではなく、全体をパッと表示させるにはマップ上にマーカーを配置させることが良いのだろうと思っている。誰が、どこで、という条件は自動的に反映される。誰がというのはユーザー名が出てしまうし、どこでというのもGPSで現在位置をMAP上に表示されることになる。

Google マップを利用して上記の機能を実現することができる。

 

フロントエンドのJavaScriptで、どんなプログラムをかけば、マップ上に、愛貨を欲している人を表示させることができるのか、やってみよう。

// Google Maps APIを読み込む
function initMap() {
    // マップの初期化
    var map = new google.maps.Map(document.getElementById('map'), {
        center: {lat: 35.6895, lng: 139.6917}, // 東京の座標
        zoom: 10
    });

    // ユーザーの位置情報を取得するAPIがあれば、ここで取得
    navigator.geolocation.getCurrentPosition(function(position) {
        var userLocation = {
            lat: position.coords.latitude,
            lng: position.coords.longitude
        };
        // ユーザーの位置情報をマップ上に表示する
        var userMarker = new google.maps.Marker({
            position: userLocation,
            map: map,
            title: 'Your Location'
        });

        // マップの中心をユーザーの位置に設定
        map.setCenter(userLocation);
    });

    // マーカーを追加する
    var marker = new google.maps.Marker({
        position: {lat: 35.6895, lng: 139.6917}, // マーカーの位置情報をここに設定
        map: map,
        title: '愛貨を欲している人'
    });

    // マーカーをクリックしたときの情報ウィンドウを表示する
    var infowindow = new google.maps.InfoWindow({
        content: '愛貨を欲している人の情報'
    });
    marker.addListener('click', function() {
        infowindow.open(map, marker);
    });
}
 

このコードでは、initMap関数内でGoogle Mapsを初期化し、マーカーを追加している。マーカーの位置情報はユーザーの位置情報などから取得し、適切に設定することになる。また、マーカーをクリックすると情報ウィンドウが表示されるようになっている。

 

その表示されたマーカーをクリックしたら、その人のSNSのプロフィールやコメントや履歴が表示されるようにしたい。マップ上のマーカーをクリックした際に、その人のSNSのプロフィールやコメント、履歴などを表示するには、以下の手順を踏むことが考えられる。

  1. マーカーに関連付けられたデータを保持: 各マーカーには、ユーザー情報(SNSのプロフィールやコメント、履歴など)が関連付けられている必要がある。これには、マーカーを作成する際にデータを保持するオブジェクトを作成しておく必要がある。

  2. 情報ウィンドウのカスタマイズ: マーカーをクリックした際に表示される情報ウィンドウをカスタマイズして、関連するユーザー情報を表示する。情報ウィンドウには、HTMLやCSSを使ってデザインを行い、必要な情報を表示するようにする。

  3. マーカーのクリックイベントの処理: マーカーがクリックされた際の処理を実装する。この際、クリックされたマーカーに関連付けられたユーザー情報を取得し、情報ウィンドウに表示する。

以下は、上記手順を参考にして実装したJavaScriptのコード例である。ただし、SNSのプロフィールやコメント、履歴などの具体的な情報は、あらかじめ取得しておく必要がある。

// マップの初期化
function initMap() {
    var map = new google.maps.Map(document.getElementById('map'), {
        center: {lat: 35.6895, lng: 139.6917},
        zoom: 10
    });

    // マーカーを追加する
    var marker = new google.maps.Marker({
        position: {lat: 35.6895, lng: 139.6917},
        map: map,
        title: '愛貨を欲している人'
    });

    // マーカーをクリックしたときの情報ウィンドウを表示する
    var infowindow = new google.maps.InfoWindow({
        content: '愛貨を欲している人の情報'
    });
    marker.addListener('click', function() {
        // ユーザー情報を取得して表示する
        var userData = {
            name: 'John Doe',
            profile: 'https://example.com/profile',
            comments: ['Comment 1', 'Comment 2'],
            history: ['Action 1', 'Action 2']
        };

        // カスタマイズされた情報ウィンドウの内容を設定
        var content = '<h3>' + userData.name + '</h3>';
        content += '<p>Profile: <a href="' + userData.profile + '">Link</a></p>';
        content += '<p>Comments: ' + userData.comments.join(', ') + '</p>';
        content += '<p>History: ' + userData.history.join(', ') + '</p>';

        infowindow.setContent(content);
        infowindow.open(map, marker);
    });
}
このコードは、マーカーをクリックした際に、ダミーのユーザー情報を表示する例である。実際には、SNSのAPIなどを使用して、ユーザー情報を取得し、表示するように変更する必要がある。

 

 

 

いかがであろうか、ニーズを表現する方法には、確かに表示方法が重要である。リスト表示では上下の優先順位がついてしまうことがあるが、グーグルマップ上にマーカー配置することで、視覚的に全体を把握しやすくなる。マーカーの配置や色分けなどを工夫することで、異なるニーズや優先度を区別しやすくすることができる。また、マーカーをクリックすると詳細情報が表示されるようにすることで、より具体的なニーズや情報を提供することも可能である。このような表示方法により、愛の行動のマッチング率を向上させて行きたいと考える。