大卒でない方の大学院受験資格 | 大卒じゃないのに大学院!? ~高卒・専門・短大・大学中退からの大学院進学記~

大卒じゃないのに大学院!? ~高卒・専門・短大・大学中退からの大学院進学記~

はじめまして。このブログは学部を卒業せずに大学院に入学した筆者が、受験のことや、大学院のことなどについて書いていこうと思っています。大学院に進学したい、高卒・専門・短大卒の方や、何らかの理由で大学を中退してしまった方への参考になれば嬉しく思います。

こんばんは。

前回は有名人でなくても、大卒でない人が大学院へ進学することは可能ですとお伝えしました。
では、今回はそんな方が受験するための受験資格について書いていきます。

まず、大学院だけでなく、多くの試験には受験資格というものがあります。中学受験、高校受験、大学受験でもそれは同じですので、何らかの入試要項をご覧になったことがあれば、一度は目にしたことがあると思います。

中学受験、高校受験に関しては、それまでの学校が小中学校ですので、あまり気にすることがないでしょうが、大学受験以降は、飛び級や大検(高卒認定試験)などでの受験の方もいますので、結構しっかり項目として記載されています。
私自身、大学受験時、高卒認定試験での受験でしたので、結構気にしてました。

その時、受験資格がいくつか羅列されているなかに一つ不思議な項目を見つけました。それは、

その他、本学において個別に高校卒業に相当する学力を有すると認め、入学時に18歳に達する者

というものでした。
これは、大学受験のものであり、当時大検などの制度があるなか、この資格で出願する人がいるのだろうか違和感を持っていました。

では、大学院入試ではどうなのでしょうか。書き方は様々ですが、概要としては、

その他、本研究科において個別に大学卒業と同等の学力を有すると判断し、入学時に22歳に達する者

という感じです。
内容として大きな違いは、年齢の点だけです。大学受験のケースでは、『大学が個別に認める者』だったのに対し、大学院受験では『本研究科が個別に認める者』という表記になっていますが、それは受験のシステム上の問題だと思いますので、気にしなくても大丈夫なはずです。

まとめると、

大学を卒業していなくても、22歳以上で、大学院による個別審査で認められれば、その他の受験生と同じように大学院を受験することができる

ということです。

『そんな簡単に大学院って入れるの?それっていわゆるFランのとこだけなんじゃないの?』と思われる方!
ご安心ください。
各大学院の研究科で行われる個別審査は様々であり、提出を課される書類等はそれなりのものを求められるところが多いと思うので、さすがに誰でも気軽にというわけではありません。
また、いわゆるFランでない、世間的に名前が知られている学校でも個別審査を実施しています。

長くなりましたので、今回はこの辺りで。