以前より気になっていた人…成田悠輔さん
その人の本という事で購入しました
なかなか勉強になる内容でした
オススメ度…★★★
響いた内容…
・暴政…ナチス・ドイツや戦前の日本など、20世紀の政治の暴走から学ぶ20の教訓を記した本。
4…シンボルに責任を持とう。
10…真実は存在すると信じよう。
11…自分で調べよう。
・もつれる二人三脚…民主主義というお荷物
暴れ馬・資本主義をなだめる民主主義という手綱
。資本主義が加速する一方、民主主義が重症に見える。
・本当に問題なのは、情報通信環境が激変したにもかかわらず、選挙の設計と運用がほとんど変化できていないこと。
・歴史を塗り替えるのはいつも「若くて無名で貧乏」(毛沢東)なひよっ子だ。老害への怒りとさげすみを胸に革命を起こした若者は、しかし、やがて自ら老害化し、次の世代に葬り去られる。私たちは「葬式のたびに進歩する」(ドイツの物理学者マックス・プランクの発言からくる英語の格言)というわけだ。
・歴史を千年遡って武士や農民たちにアンケートをすれば、今のような全国選挙ですら荒唐無稽で採算度外視の暴挙だと答えるに違いない。規模・速度・費用を決める技術環境と価値観が変化すれば、数十年から百年単位で可能になる。
・何をするときでも、いざとなれば「店長呼んで!」と怒鳴りつけられる生身の責任主体を求める発想から抜け出せない。自動運転がわかりやすい例。私たち古い人類にはそういう認知の癖がある。無意識民主主義が可能になったとしても、いざとなればふと我の意識に戻ってフルボッコにできるサンドバッグやマスコットとして政治家が必要だろう。