戦国時代の組織戦略 | MONACOへの道☆中嶋航の『想い』を語るアメブロ

MONACOへの道☆中嶋航の『想い』を語るアメブロ

夢の実現にむけて邁進する中嶋航のブログです。2010年7月から書きはじめて10年以上の月日が経ちました。
記事内容は月日にあわせて様々ですが(笑)これからも想いや学んだこと、感じたことを記録していきます!

織田信長、豊臣秀吉、豊臣秀長、黒田官兵衛…

まさに読まなくてはいけない運命でした(笑)



オススメ度…★★★

響いた内容…

・成長組織にひそむ危険
一般には、朝鮮出兵は、調子に乗りすぎた豊臣秀吉の身のほど知らずの野望のせいといわれている。だが、いかに秀吉が独裁的権力を持っていたとしても、ただ一人の野望だけで、前後五年半にわたり全国から十数万もの大軍を動員できるものではない。それにはそれを必要とする集団的な圧力があったのだ。そこには成長を常態としてきた成長組織の危険をみることもできるだろう。

・急成長組織における難題
マスコミで騒がれた「ベンチャー・ビジネス」にも、何年かのちには倒産閉業の不運に見舞われる企業が少なくない。そんな場合の理由は、たいていが創業者の独裁、経理の乱脈、組織の未熟、人材の不足である。要するに、事業の規模の拡大に組織の変革と人材の確保が伴わなかった、ということ。

・官兵衛の広い情報網と冷静な判断力
広い情報網と冷静な判断、そして人を納得させる雄弁、これはいつの世でも参謀・軍師には欠かせぬ要素である。

・組織における参謀と補佐役の違い
そもそも軍師とか参謀とかいわれるものは、各組織の知恵袋。策を練り、案をまとめ、司令官に進言して軍兵を動かせて勝ちを収め、事を成すのである。決して組織の「ナンバー2」でも雑件処理役でもない。それをするのは補佐役の役目だ。
優れた組織には、偉大な指導者(首長)と良き補佐役、発想豊かな参謀、そして勇敢で忠実な実戦指揮官と法規手続きに精通した行政官僚の群がいるものである。