あの赤いモヒカン…ボランチ…懐かしいなー
ただ本はホント読みやすい内容でした(°▽°)
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オススメ度…★★★★★
響いた内容…
・システムはあまり重要じゃないという意見もあるが、僕はとても重要だと思っている。流動的な試合のなかで、ポジションチェンジも激しい現代サッカーだが、どんなチームもベースのシステムに戻る。帰る場所がなければ、土台も築けない。そして、システムには強みと弱みが存在する。相手チームとのかみ合わせでストロングとウィークの割合は変わる。
・戸田和幸さんの大事にしてきたポリシー
「チームへの忠誠心。そして結果のために主体的に動くこと」
・実際にピッチでなにが起きているのか。それを可能な限り、正確に伝えていく義務が解説者にはある。そして、中継はサッカーを楽しむ視聴者のためのもの。その大前提は揺るがない。
・自分の考えを言語化し、公共の電波に乗せていくという作業には、リスクが常につきまとう。そのリスクを覚悟したうえで、誠心誠意仕事に向き合い、自分のベストを尽くす。そうした心構え常に持っていれば、どれだけ真摯に仕事と向き合い、取り組んでいるかを、自ずと周りが理解してくれるようになる。それが僕の考え方であり、信念だ。
・大切なのは、自分本位の「全力」ではなく、与えられた仕事を理解し、オーダーに応じること。自分の100%が正しいわけではない。求められているものに対して、正しく貢献することが出来なければ、評価を得られない。
・サッカーは11人の集団で戦うチームスポーツだ。選手の集合体を効果的、効率的に動かすためには、チームコンセプトが必要不可欠。監督がチームのプレーモデル、進むべき方向性を示さなければ、多くの人間がひとつの集合体として動くことはできない。
・勝利は選手の力。敗戦は監督の責任。
・サッカーの見所は、実にたくさん存在している。「いつ」「どこで」「誰が」「なにをするのか」というすべてが見所だといっても過言ではない。ボールのない場所にすら見るべきポイントがある。ただそれを見つけるのは観客自身だ。だから前のめりな状態で試合を見なければならない。見る者に積極性と主体性を求める。それがサッカーなのだ。
・自分ではない他の誰かによって作られ、行われるサッカーを伝えるために「言葉」を駆使するのが解説者だとすれば、自身が思い描くサッカーを創造するために「言葉」を駆使するのが指導者だということになる。