日本ではまだ無いみたいですが、欧米では新型コロナウィルスによって子供たちに対して、川崎病 に似た症状が発症しています。
(川崎病とは 国立成育医療研究センター)
欧米において脳梗塞、心筋梗塞、しもやけ様の症状、血管の炎症による症状が報告されてきました。
最悪の場合、死に至るサイトカインストーム(※1)などは、初期の頃から報告されています。
アメリカでは、ブロードウェイ俳優、ニック コルデロ氏が、動脈に血栓ができて足を切断するという事もニュースになっています。
新型コロナウィルスは、時限爆弾だと思っていましたが、案の定、新たな症状が出てきました。
新型コロナウィルスは、生物兵器であるとか言われています。
全人類に免疫がなく、感染力が異様に強いためです。
日本では死者の数は欧米よりもかなり少ないのですが、これは前のブログでレポートした通りウィルスの進化によって、すでにタイプ(型)が違うからです。
アメリカやヨーロッパのウィルスの方が致死率はとても高い。相撲で言うならば、欧米が『大関』なら、日本のウィルスは『幕下』です。
(新型ウィルス、どれだけ吸い込んだら感染するか? を参照)
つまり、この新型コロナウィルスの特徴として、全人類に免疫がなく、感染が爆発的に広がることです。所謂(いわゆる)、感染爆発(パンデミック)です。
しかし、このウィルスはRNAウィルスです。
インフルエンザほど、不安定(すぐに変異する)では無いにしても同じ種類ですから変化していきます。
しかも、
感染して免疫ができたとしても、長続きしないという特徴があります。
そして、すでに3つの型に分かれています。
それぞれ致死率が違います。
そこで考えていました。
ウィルスの特徴は、ウィルス自身が存在しやすいように環境や自分の敵となるものに対して対抗するために形を変えていくということです。
感染力が強いだけでは、環境、人の免疫ができること、薬、ワクチンなどにより、自分自身が存在し続けることは難しくなります。
第一、このウィルスは、基本はSARS ですが、複数の他のウィルスの遺伝子を持っているという万能選手です。
本当によく出来ているので、生物兵器だと言われるのです。
研究では、自然発生的にもこういう複数のウィルスの特徴を持つ新型ウィルスは生まれることはあるので、生物兵器とは断定出来ないが、人工的に作ることはできるというのが欧米での見解です。
脱線しましたが、感染力が強いだけでは致死率も低くなり、ウィルスとしては不出来です。
ウィルス自体の存在を維持する能力が弱い。
それじゃ生存力(生物ではありませんから、正確には生存と言いませんが)が弱いのです。
こんなによく出来てるのに。
ですから、いずれ時間爆弾の様に、感染して後、新たな症状が出ると思っていました。
子供や若い人には、発症しにくいと言われていましたが、川崎病などの症状が出る様では、見解を根本から見直さなければなりません。
薬やワクチンができたとしても、それをどういう優先順位で、投与するのかという事も、医療関係者に次いで、高齢者という優先順位を考え直さないといけないと思います。
以前、アメリカではインフルエンザによる感染爆発が起こった時にワクチンをどういう優先順位にするかという議論がなされました。
この時、当初はまず、医療関係者、次に高齢者となっていました。
しかし、ご自身も高齢者である有名なノーベル賞受賞学者が、
『私たちは充分に生きた。だから、未来ある子供を優先するべきだ。』
というメッセージを、出しました。
このメッセージは、政府を動かし、優先順位が子供達と入れ替わるという事が起きました。
それに対して、アメリカ国民から異論は出なかったということです。
話は逸れましたが、この新型コロナウィルスは、今後も新たな症状をもたらす可能性があります。
いろんな変異をおこし、他の症状も出るかも知れません。
感染症の研究者の多くは、このウィルスは全世界に広まっており、完全に終息するのには2年かかるという見解がほとんどです。
それまでは、第2波、第3波とつづくと予想されています。
これに新たな症状を発症するとなると厄介な話です。
今後も、世界の研究者や研究機関の報告に耳を傾ける必要があります。
※1サイトカインストーム
ウイルス学が専門の増田道明教授(獨協医科大学)
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、感染したウイルスが体内で増殖する段階と、免疫系の暴走『サイトカイン・ストーム』が起こる段階の2つがあるようだ。サイトカインというのは、免疫細胞の数や機能を調節し、本来はウイルスなどから我々の体を守ってくれる免疫ホルモンのようなものである。しかし、これが過剰に産生されると免疫系の暴走、すなわち嵐(ストーム)が起こり、正常な細胞まで攻撃されてしまう。容態がある日突然悪化するのは、サイトカイン・ストームが起こり、急速に進行する場合があるからだ」
(FNN PRIME ONLINE)