こんにちは。
全国の感染拡大は未だ終息していませんが、いかがお過ごしでしょうか?
政府は、ゴールデンウィーク中「三密」を避けると言うことと、
「Stay Home 」(家に居ろ)
が叫ばれています。
なんで、英語で言うのでしょう???
「オーバーシュート」「ロックダウン」
さらに言うならば、カタカナで書いたら駄目でしょう?
英語をカタカナで書いたら、知らない人は調べられないですから。
英語を使いたかったら全部英語で話せば、書けば良いんじゃないかと思います。
でなかったら、日本語できっちり書くべきです。
実際、私の知り合いでも英語が上手に話せる人達は、会話にむやみに英語を入れてきたりしませんし。
私もほとんど使いません。
何か、逆に英語が出来ない人が英語の単語を入れる事によって、自分が凄いぞって言いたいだけのような気がします。
ところで、「Stay Home」と聞くと、私は何やらAppleの創始者 故スティーブ・ジョブスのスタンフォード大学でのスピーチにある言葉、「アースホール」という百科事典のような本の最終本にあるメッセージ、
「Stay Hungry , Stay Foolish」
(常に未来を渇望せよ、常に常識にとらわれるな)
を思い出します。
直訳しても、私の意訳のようにはならないと思います。
だから、日本語で書くべき。
今も、座右の銘にしています。
前置きが長くなりました。
さて、本題です。
新型コロナウィルスの感染の恐怖は皆さんお持ちでしょう。
では、
どのくらいこのウィルスを吸い込んだら発症するのでしょうか?
興味深いでしょう?
実は、この新型ウィルスは未知の部分が余りに多くよく分かっていませんが、参考に出来そうなデータがあります。
インフルエンザウィルスです。
インフルエンザウィルスは、その個数が1万個が身体に入ると感染すると言われています。
(ウィルスは生物ではないので、匹とはいいません。)
1個や2個では感染しません。
これは新型コロナウィルスにも当てはまり、1個や2個では感染しません。
これはちょっと、ホッとしませんか??
先月のことですが、3月21日付けで日本医事新報社のWeb医事新報に
白木公康 氏(千里金蘭大学副学長,富山大学名誉教授(医学部))、木場隼人 氏(金沢大学附属病院呼吸器内科)お二人の専門家が緊急寄稿されています。
「密室におけるインフルエンザの集団感染例としては,空調が3時間停止した飛行機内で,1名の患者から37名に感染している12)。多くの人が密集し呼気のエアロゾルが乾燥しない空間では,感染者がいると感染は避けがたく,多数の感染者が発生する。
点鼻では感受性細胞に到達できるウイルスが限られるが,エアロゾルの噴霧は上気道・下気道の上皮細胞に直接感染するため,100倍以上効率よく感染できると思われる。
一方,物を介する感染(fomite transmission)では,さらに多くのウイルスが必要と思われる。
このように,感染する場所と,感染が「上気道」あるいは「下気道」のどちらから始まるかが,ウイルスの検出部位(鼻咽頭拭い液か喀痰)と検出までの時間や感染病態に影響を与えていると思われる。」
とのご意見を掲載しています。
常に「思われる」と書かれていて、断定していませんね。
これもポイントです。
分からないことが多いのです。
しかし、不思議なことがあります。
東京は非常事態宣言下でも、通勤に関しては人の移動は多くあります。通勤においては、それほど減ってはいませんでした。
そこでエレベータ内、での感染は報告されているのですが、通勤電車の中で感染クラスター(感染者集団)が発生したとの報告はありません。
エレベータ内は狭いとはいえ、通勤電車ほど長時間乗っていないはずです。
電車内の感染は、感染経路不明者に入っている可能性がありますが、初期の感染経路調査が行われていたときは感染経路をしらみつぶしに完全に実行されていましたが、電車内の感染経路はありませんでした。
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私の研究所では、
1、治療室内の塩素ガス放出、
2,強制換気、
3,部屋、ベッドや備品に対する消毒、
4,予約時間をコントロールし、待合室には1名のみ
5,治療室内の患者さん人数を2人以上にしない
6,各患者さんの治療スペースを分断化
7,治療中も患者さんにもマスクの着用
8,過去、二週間に風邪の症状がある患者さんには
御遠慮いただいています
9,大阪からの患者さんには、癌などの重傷患者さん以外は
御遠慮いただいています(当研究所は奈良です)
10, 研究所に来院される場合は、自動車での来院を推奨
などの対策をと言っています。
そもそも予約制ですので、かなりコントロールできます。
私だって感染したくありませんので。
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この新型ウィルスの感染に関しては、飛まつ感染、空気中に飛沫が霧散するいわゆるエアゾル感染などでは説明が付きません。
新型ウィルスは遺伝子の合う人を選んでいたり、何か違う感染経路をたどっている可能性が高いと思います。
ヒト全てが感染するとは、言えない可能性があります。
そもそも、インフルエンザも感染しないヒトが居ます。
人間の100万年(どこからヒトとするのかという議論のありますが)の歴史の中で、それはそれは数え切れないくらいウィルスによる感染爆発はあったはずです。
しかし、ヒトは絶滅していません。
その時のウィルスに感染しない遺伝子を持っているヒトが、必ず存在するからです。
ただ、グローバル化の影響で過去には新たなウィルス出現の頻度が、数百年に一度などの出現頻度が、とんでもなく上がっています。
今回の新型ウィルスは、前回のSARSの進化版で、全く新しいと言うわけではありません。
全くの新型ウィルスが出現したとき、我々はどのように対処するのかの予行演習に過ぎないのです。
世界的iPS研究者で神戸アイセンター代表取締役・高橋 政代氏はプレジデントオンラインで次のように述べています。
「確かに日本で流行している新型コロナは、致死率が数十%のエボラ出血熱や、毎年のように変異して国内で数千人の死者を出すインフルエンザのような横綱に比べれば、幕下クラスのウイルスです。ただ、死亡率が高い欧州の新型コロナウイルスは変異によって大関クラスになっている可能性があるので、楽観はできません」