シンガポールの数あるチキンライス店の中でも”海南鶏飯四天王”のひとつといわれている「ウィーナムキー」の日本上陸3号店が、東京・中野に11月17日OPENしました。

 

ここ数年、中野はJR中野駅周辺の開発計画によって、企業や大学キャンパスが移転してきたことで、とても活気が出ている街のひとつです。中野というと、アニメや漫画のオタクの街、なんていわれていますが、少しずつ変化が見られています。

 

ウィーナムキーがOPENしたのは、「中野セントラルパーク サウス」の2階です。

テラス席もあって、目の前は中野四季の森公園なので緑が多く、とてもすごしやすい環境にあります。

 

名物は、もちろんチキンライス。写真は茹で鶏のスチームチキンライスです。

丸ごと鶏一羽を茹でるので、提供される部位はその都度変わっていきます。その中でもおすすめは骨付き部位。他の部位に比べて、うま味が数段上です。

もちろん、好みによって違いますが、ジューシーなモモ肉派か肉質しっとりのムネ肉派にも分かれるかもしれませんね。ランチでは、スープが付いたセットを1100円で提供。

 

こちらは、ホッケンミー(福建麺)です。福建式の麺料理で、シンガポールでもポピュラーな料理です。太めの中華麵に、醤油とオイスターソースを炒め煮のように調理していいます。

残念ながら日本のホッケンミーは、うま味が足りない気がしました。

 

チキンライスに欠かせないのが3種のソース。チリ、ジンジャー、ダークソイ(たまり醤油)を鶏肉とごはんにかけて食べます。

 

ウィーナムキーでは、まずはごはんのうま味を堪能してから、スライスした鶏肉をチリとジンジャーを合わせたソースにつけて食べるのを”美味しい食べ方”として推奨していますが、私は、全部を混ぜて食べた方がおいしいと思っています。

 

1.チキンをごはんの上にのせる

2.チキンの上にチリとジンジャーをかける(チリは辛いので要調整)

3.ごはんとチキンの境目にダークソイをかける(私はけっこうかけますが、塩辛く感じる場合は要調整)

4.スプーンで少しソースをごはんとチキンになじませて、すくって食べましょう。

 

お店では、皿盛りでご飯が来ます。周りのお客様は箸で食べていましたが(スプーンは本来スープ用)、スプーンで食べることをお勧めします。

シンガポールでは、両手にスプーンとフォークを持って、軽く混ぜ合わせてから食べます。

 

と、ここで、少し考えました。

日本では、箸で食べることを前提にしているのは、ソースのついたチキンをそのまま食べるので、箸の方がつかみやすいということです。

ただ、ごはんに関しては、皿を持って箸で食べるので、食べやすいという感じではないですね。

現地の人やチキンライス好きの人たちの間では、チキンが無くなっても、ごはんとダークソイがあれば、ごはんが何杯でも食べられちゃうほどにおいしいので、やはり全部を混ぜて食べてほしい気もします。

 

因みに、シンガポールのウィーナムキーは・・・

こんな感じです。

チキンライスの人気店ではありますが、サイドメニューも豊富で、家族連れが多く訪れる店です。観光名所というよりは、地元民が多く住む地域にあるので、大人数に対応できるほど、人い店内はいつも満席なんですよ。

 

少しずつ、認知度は上がっているとは思いますが、まだまだなチキンライス。日本でも、もっともっと店舗や専門店が増えることを願っています。

 

★ウィーナムキー