理由はわかってる。
自分がどうして「自分責め」の癖があるのか。
 

それは、
母親が子どもの感情形成に重要な役割を果たしていて、
私はことごとく母の「お気に入り」の商品を
壊したり
無くしたり
する子だったからだ。
 

私の母は私の「雑さ」に悲しんだのだろうと思う。
私の母はそれを通り越して、
私を睨みつけ、大きな声で叱った。
強烈な記憶が奥底にある。
 

具体的な話をしよう。
幼稚園年長の時、バンビの「赤い傘」を歪ませたのは私。
小1の遠足の時にポケッタブル「赤いレインコート」を失くしたのは私。
私のランドセルは軽い「赤い」高級革仕様の伊勢丹ランドセル。
しかし、雨に濡れたら型崩れした。総崩れの無残なランドセルに変わった。
おニューの「赤い」鼻緒の桐下駄をはかせてもらった。
鳴れぬ下駄で転んでしまい、帰宅したら見事に桐下駄が欠けてしまった。
父の海外土産のグッチ・ポシェットのストラップ繋ぎ目の金具、
毎日持って、重いものを入れて、そして、金具部分が壊れた・・・。


全てにおいて
母のお気に入りを壊してしまった時の
「母の小言」「母の嫌な顔」「母のおこった顔」
を思い出せる。
だから、私が悪いんです、と自分責めした。


これ、無意識の記憶に刷り込まれていて、
50年以上経過しても「罪悪感」を感じられる。

 

 

さあ、実験♪を考えよう!
この時の「罪悪感」を取り払うための実験。

それは・・・
お母さんに「怒らないで」と叫ぶこと、だ。
幼い私は「仕方のない子だねえ」と
母に抱き締めて欲しかったんだよ!と告げることだ。

成長して私はかく思うようになった。
形あるものは、いづれ壊れてしまうと。
それが少し早かったからといって、
幼い子供(私)が雑だったからといって、
あなた(母)の「自己肯定感」が
なくなってしまうわけではありません。
だから、怒らないで欲しい。


さあ、行動を起こすぞ!実験だ!
この話を母にした。

そうしたら、母は言った。
「そうだね。親として未熟だったから、
あんたの粗雑な性格を理解しなかった私が悪い」。
いや~そういうことじゃないんだけど・・・
 

しかし、
私の私自身のネタコ実験としては
一歩前進できたのだった。

自分責めの癖の奥の院にいた「ネタコ」を起こして
分析して、当時は言えなかった「ネタコ」の気持ちを伝えた。
これによって、
自分責めの癖、罪悪感の癖は、
少しずつ薄れていくのだ。
なぜなら「気づくことでネタコは満足する」から。

しめしめ。ぷぷぷ。

詳細はこちら→ネタコをおこせ♪火曜配信♪人体実験