こんにちは。ニューヨークで役者やってます、まみきむです。

NYアクターの生活、オーディション、現場での様子、また独断によるツッコミなどをお届けしています。

 

私の髪はかなりクセの強い剛毛で、物心ついてから半世紀近く、この頑固な髪と格闘し続けてきた若い頃はもっとクルックルの癖毛だったので、中学校や高校では生活指導の先生達から「パーマ疑惑」をかけられたりした事もあったが、それでもいずれも2度は聞いて来なかったところを見ると、私が色気付いてパーマなどかけてオシャレするような「可愛い子」ではなかったからかもしれない…

その癖毛は歳をとるにつれて段々強度を失ってきたのか、今は少しうねる程度でクルクルではなくなったが、それでも髪型コントロールは、私の長年の悩みのタネだった…

しかも、そのワイルドな髪を、ブローでコントロールする…なんていう高等技術は私にはないって、断言してどうする?!)…どころか、ドライヤーさえ持っていないのだ?!

なので、まだ濡れている髪に、ヘアムースをつけて髪のボリュームを抑える…という方法で、これまでン十年の間乗り切ってきた

 

実は、アメリカに来た時に、一番困ったのが、日本で使っていたヘアムースが入手出来なかった事である…そこで色々試してみたが、どうもアメリカ人、特に白人の人達の髪は細くて柔らかいせいか、ヘアムースというのは「ボリュームをアップさせる」ものばかり?!ボリュームを抑えたいのに、ボリュームアップしてどないすんねん?!

 

もっとも、まさに所変われば何とやら…で、この「ボリューム」の価値観の違いは、日本とアメリカとでは大きく違う…どころか、時には真逆でさえある…

日本では、いつも「ボリュームを少なく見せる」事が必須!…とう感じで、そのボリュームが出てしまうと「髪の毛多いねぇ…」と皆から同情される…という目に遭い続けていたのだが、ここNYでは、突然見ず知らずの女性から「あなた本当に良い髪してるわねぇ!」なんて羨ましがられたりする?!…特に白人と黒人のオバチャン達には、私の豊かな剛毛はものすごく羨ましがられるのだが、それでも「だったらボリューム出しまくったろうやんか!」とは思えない私は日本人である

 

それがある時、あまり聞いた事のないブランドで、何より値段が安かったので買ってみたヘアムースが、私の髪質にぴったり合った!ガチガチに固まる事なく、程よくボリュームを抑えてくれる…しかも、そのヘアムースにはコンディショナーも含まれているという優れもの?!…さらに香料があまり強くないのもありがたかった…そこでその日からそのヘアムースを何年も愛用して来たのだが、ある時、それが製造中止になってしまったのか、通常のドラッグストアから姿を消し始めるではないか?!…それでも最初は、置いてある店もあり、そこで見つけ次第買い占め…てな事をやっていたのだが、次第にその在庫も尽きてきたのか、ついにどのドラックストアにも見られなくなった

 

そこで今度はネットで買える所を探すと、幸いA****nで見つかった!…値段はやや高くなってはいるが、この際そんな贅沢は言っていられない!…ところが、やがてA****nからも姿を消すときが来た?!…万事休す

 

そこで私のヘアムース探しの旅がまた始まった…実はそれは未だに解決しておらず、私のヘアムース探しの旅は継続中である

 

ところがある日、ふと「ヘアムース以外の方法はないのか?!」という疑問が浮かんだ…確かに若い頃のクセの強い髪質では、ヘアムース以外にそれをコントロールする手段はなかったが、幸か不幸か歳をとるにつれて、私の髪は以前ほど頑固ではなくなっている?!…という事は、別の方法でもいけるのではないか?!

 

そこで、新たな方法を探す旅が始まった…

 

(その2へ続く)

 

 

★過去記事★

 

 

髪型といえば…