こんにちは。ニューヨークで役者やってます、まみきむです。

NYアクターの生活、オーディション、現場での様子などをお届けしています。

 

今週からようやくニューヨーク市もロックダウンが段階的に解除される事になった。

もっとも、解除と言っても、全てがいきなり元に戻るわけではなく、まずは製造業などが再開できるフェーズ1…そして2週間様子を見て、感染者数が増えたりしなけなれば、次の段階のフェーズ2へ進み、さらに2週間待って、次のフェーズへ…と言うもの…我々エンターテイメント業や学校の再開は最後のフェーズ4なので、どんなに早くても後1ヶ月は待たなければならないのだが、それでも間に2週間置くというのは、必要な事なので仕方がない…なぜ2週間なのかといえば、言わずと知れた、それがコロナの潜伏期間だからである。

日本での段階的解除も、おそらくニューヨークと同じ発想だと思うのだが、しかし間が1週間と言うのは、早すぎんか?!1週間では本当に感染者が増えているのか大丈夫だったのかがまだわからない…あるいは、感染者数に関わらず、とにかくオープンしてしまえ…と言う事なのだろうか?

 

とはいえ、緊急事態宣言が解除されても、決してコロナが終焉したわけではない空襲警報の解除とはわけが違うのだ…にも関わらず、道を歩く人達のノーマスク人口は、確実に増えている?!暑いからといって、コロナウィルスがいなくなったわけではないのだから、引き続きこれまでと同じ様に気をつけなあかん…というのが、何故わからんのだ?!

 

特にこれからの2週間の持つ意味は大きい…実は先にオープンした他の州(フロリダやテキサスなど)では、リオープンした2週間後に感染者が急増しており、あまつさえその数はリオープン前よりも多い…という「記録」さえ作っているという、典型的な第二波のコースを辿っており、もしニューヨークもそうなれば、またシャットダウンに逆戻り…特に、先週からのプロテストが感染源になっている可能性もあり、ニューヨークではプロテストに参加した人はテストを受ける様に…と勧めているが、それも果たしてどの程度実行されているのか…だから他の人達も一層気をつけなければならないというのに

せめて美容院が再開される、フェーズ2までは行ってくれ!…と祈る様な思いである…ショートでしかも癖毛の私は、3ヶ月も髪を切っていない今や悲惨な事になっているのだ!

 

ともかく、マスク生活はもうしばらく続くだろう…しかもどんどん暑くなる

前にもお話しした様に、私は日本手拭いを畳んだ手作りマスクで過ごしていたが(過去記事参照)、それだと顔の正面はフィルターを入れれば5層になる…さすがにこの季節は暑くて耐え難くなった

おそらく中国の製造業が回復したからだろう、最近ではようやくPPEも店に出回る様になり、さらにアマゾンでも、カラフルなファッションマスクが気軽に買える様になったので、実は最初、私もそれで購入しようと思っていた…が、問題はオンラインだと布の手触りやつけ心地、なによりサイズがわからないSMLと言った大まかなサイズがあるのはまだいい方だがアメリカのSサイズは日本のLサイズだったりする事もある…〇〇インチという採寸が載っている事もあるが、如何せん私にはインチの感覚がどうもピンとこない…おまけに、モデルは小顔で、しかも大半は白人なので私には参考にならない

買った後でサイズが合わなくても返品できないし、逆に返品OKなところから買うのはゴメンであるオンラインでは誰かが試着&返品したものも平気でまた売るというし、もしそれが感染者だった日にはシャレにならないからだ…

 

ある夜、何かのYouTubeを見ていた時に、ふと思いついて手作りマスクのビデオを検索して見たら、色んなものが見つかり、それを見ている内に、昔の手芸好きの虫が騒ぎ出した…そこで試しに手近にあった布で作ってみると、意外に簡単ではないか!何よりこれなら自分のサイズにカスタマイズできる!…そこで、例のお気に入りの手拭いを使って、手作りマスクを縫ってみた…ちなみに私はミシンを持っていないので、全て手縫いである…

さらに、夫は手拭いよりもっと伸びる布で、しかも色は紺か黒がいい…というので、古いTシャツを使って作って見た。

 

 

 

こうして並べると私のは子供サイズの様だが、夫のがデカ過ぎるだけである…顔もでかいのだが、何より鼻が高いし、奴も顔全体が覆われるスタイルがいいというので、こうなった。

 

ちなみに、作り方はこちらを参考にして、自分なりにアレンジした。

 

 

自分なりにアレンジしたのは紐の部分で、これまではゴム紐を使っていたのだが、それだと長時間つけると耳が痛くなるので、毛糸で鎖編みを作り、それを使ってみたら、耳が痛くない!…ただし、何度も洗うと縮んだり、伸び切ったり数なればかも知れず、その度に取り換える必要があるかも知れない…

 

その翌日、実際にそのマスクをつけて買い出しに行く…長時間つけた時のつけ心地をテストするためだ…

 

 

 

 

日焼け対策も狙って、顔のほとんどをサイドまですっぽり覆う形にした…

 

 

目のところは、サングラスをかけるので大丈夫…と思ったが、このマスクにサングラスでは、あまりにも怪し過ぎた…どう考えても変質者か銀行強盗である…

 

 

しかしこれからの季節、アメリカの日差しには、サングラスがないときつい

 

2層では薄すぎるかと思ったが、意外にそうでもなく、やはり顔をすっぽり覆っているので暑いことは暑いが、湿気がないので我慢できないものではない…確かにマスクの中に汗はかくが、これは日本手拭のありがたさ、割とすぐ吸い取ってくれる…

長時間つけるには少し大き過ぎた様な気もするので、今度作る時はもう少し小さくする様に型紙を調整する…こんな風にカスタマイズできるのが、自分で作る最大のメリットである。

 

★過去記事★