ムーミン谷の冬を英語で読んでみよう(4)多様性を認めるってこういうこと | 大人のためのマンツーマン英語教室【SLOW ENGLISH】

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『ムーミン谷の冬』から英語表現を学ぶシリーズ

今日は<おしゃまさん>ことトゥーティッキーのセリフです。

 

 

陽気でオープンな環境で育ったムーミンは、

ストーブの下に隠れたり、モノを言わない冬の生きものたちを不思議に思い、おしゃまさんに質問します。

 

その答えはちょっと長いけれど、お付き合いくださいませ。

 

There are such a lot of things that have no place in summer and autumn and spring.

 

この世界には、夏や秋や春には暮らす場所を持たないものがいろいろといるのよ。

 

Everything that’s a little shy and a little rum.

 

みんな、とっても内気で、少し変わりものなの

 

Some kinds of night animals and people that don’t fit in with others and that nobody really believes in.

 

ある種の夜のけものとか、他の人たちとは

上手く付き合っていけない人とか、

誰もそんなものがいるなんて、思いもしない生きものとかね。

 

They keep out of the way all the year.

 

その人たちは一年中、どこかにこっそりと隠れているの。

 

And then when everything’s quiet and white and the nights are long and most people are asleep--then they appear.

 

そうして、あたりがひっそりとして、

何もかもが雪にうずまり、夜が長くなって、

たいていのものが冬の眠りに落ちたときになると、やって出てくるのよ。

 

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rumはイギリスの俗語で変わり者という意味

Fit in 順応する、適合する

 

I don’t fit in the new work environment.

新しい職場環境に馴染めない

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何でもかんでも同じ環境にいる必要はない。

いろんな生き物がいて、いろんな個性があって、内気だって、風変わりだって、それぞれが心地良い在り方を大切にして良いのですね。

 

いま自分がいる場所に馴染めないでいる人も、勇気を出してそこから離れてみたら心地よい場所がみつかるかも。

石の上にも三年、置かれた場所に咲きなさい、なんていうけれど、我慢して具合が悪くなるなら、別の場所へ移動するのはアリだと思うよ。(私もそうだったしね)

 

 

ムーミン谷の冬 英語版

 

 

 

ムーミン谷の冬 日本語版

 

 

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